聖心女子大学 創立50周年記念3号館


創立50周年を記念したホールを中心とした新館です。
敷地は以前久邇宮邸だった場所で、現在でもゆかりのある建物が現存しています。
その場に新しく聖心女子大学の交流施設としてのホールを中心とした新館を設置し、場の記憶、力を復元することを考えました。
新3号館はキャンパスに点在する記念施設を引き立てる性格の建物として、既存建物どうしを日常動線で結ぶ位置に配しました。
外装は既存建物の色調に合わせた落ち着いたグレー色の二丁掛タイル、45モザイクタイルを中心とした仕上として他の施設になじむようにし、内装も既存施設と同様に腰壁を木貼として既存との整合をとりました。
宮代ホールは講演を中心とした目的の施設ですが、残響可変壁を反転させることで、室内楽にも適した響きを持つホールとなります。
設計監理 | 清水建設株式会社一級建築士事務所 |
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竣工 | 1998年9月 |
構造概要 | 鉄筋コンクリート造 |
規模概要 | 地下1階、地上5階 |
延床面積 | 6,416m2 |
所在地 | 東京都渋谷区 |