GRAND MARINA TOKYO(パークタワー勝どきミッド、地下連絡通路)

  • 建築
  • 商業・ホテル
  • 東京都
  • 2023年

設計担当者から

石渡 義隆

本タワーの設計においては、施設用途ごとの特徴を表出させながら、全体として統一感のあるデザインを目指しました。プロジェクト名称の通り、テーマは船や海であり、外観は白い帆、住宅共用部のラウンジは客船の船室、地下連絡通路からのアプローチは深海などをイメージした意匠となっています。規模の大きさからデザイン的に大味にならないよう、各所ディテールにこだわったことに加え、本再開発事業において土木東京支店が担当した護岸公園整備、防災船着場、人道橋などともデザイン的に連携しています。施設用途が複数あることから、動線、セキュリティー、管理区分などの整理にも非常に苦労しました。
本件を担当して7年。供用開始後、多くの人でにぎわっている様子を見て感慨深いです。

施工担当者から

中村 順平

商業施設、体育館、保育所、オフィス、マンションなどで構成された大規模再開発タワーです。運河沿いの立地のため大口径の杭の打設や地盤改良など基礎工事に時間がかかり、また約1120戸のマンションは内覧会に3~4カ月必要という条件下で、今年8月竣工の工期に対し、1月には建物が完成している必要がありました。工程を確実に順守すべく、派遣社員も含め限られた建設所員を適材適所に配置し、適宜マンションの施工経験者がフォローする柔軟な組織づくりを行い、人を育てながらプロジェクトを進めていきました。
中央区に本社を構える建設会社として、当地域の活性化に貢献する再開発事業を担い、高品質の建物をお引き渡しできたことをうれしく思います。

発注者勝どき東地区市街地再開発組合
設計・監理清水建設株式会社
工期【パークタワー勝どきミッド】2019年3月~2023年8月
【地下連絡通路】2020年3月~2023年8月
構造・規模【パークタワー勝どきミッド】B2-45F-PH1
【地下連絡通路】矩形推進(7.4m×4.6m)、134m(うち非開削部123m)、内装工事一式
延床面積【パークタワー勝どきミッド】138,109m2
所在地東京都中央区
勝どき駅につながるメトロパビリオン(手前)
地下1階のエントランスラウンジ
周囲に開かれた水と緑の空間、セントラルラグーン
勝どき駅とつながる地下連絡通路
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