ブランズ メガ クニンガン

  • 建築
  • 住宅・マンション
  • インドネシア
  • 2024年

設計担当者から

寺崎 龍太郎

本建物が目指したのは、ジャカルタの喧騒とそこから切り離された静けさとが融合する「アーバンオアシス」です。太陽や視線の動きによって素材と緑の表情が変化し、無機質な高層ビルが並ぶ街に落ち着きをもたらす、目を引く外観となっています。コンセプトを象徴する場所は11階の庭園です。建物中央のエレベーターから降り立つと、周囲の高層ビルを背景に、豊かな植栽に囲まれた水景が眼前に広がります。また1、2階の商業施設では壁や天井にアースカラーを用い、壁面に植栽を配置。照明をランダムに配置して木漏れ日を表現し、にぎわいとともに自然の穏やかさを感じさせる内装としています。
完成まで関わった担当者は多数。一人一人が重要な役割を果たしたと感じています。

施工担当者から

山田 眞基

ジャカルタ中心部に、商業施設、2棟の住居棟から成る複合施設「ブランズ メガ クニンガン」が誕生しました。当施設では、柱、梁、壁、外装材などを中心に工業化を積極的に採用し、生産性向上と品質の均一化を実現。膨大な数のPCa部材の製作に当たっては、工場にスタッフを常駐させて品質と進捗の管理を日々実施しました。また資材の大量揚重を可能にする大型搬器の開発や交通渋滞を考慮した資材搬入など、現場内外で物流管理を徹底。内装仕上げ工事管理や検査進捗、揚重履歴管理にICTを駆使し、施工効率化を図りました。
コロナ禍での8カ月の工事停止、物価上昇、協力会社の廃業など未経験かつ困難な状況の中、工事関係者やその家族の命と生活を守りながら無事竣工を迎えられ、安堵しています。

発注者東急不動産インドネシア(TOKYU LAND INDONESIA)
設計・監理清水建設株式会社
工期2022年7月〜2024年11月
構造・規模RC造 44F-PH1(コンドミニアム棟)、32F-PH1(サービスアパート棟)
延床面積117,393 m2
所在地インドネシア
コンドミニアム棟とサービスアパート棟共有の1階エントランスホール
サービスアパート棟11階ロビー内装
シャトルリフトを降りた正面の風景(11階)
サービスアパート棟内装例
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