中間貯蔵施設向けの放射線リスクコミュニケーションツール 「LEDシンチレーションファイバー検出器」

「LEDシンチレーションファイバー検出器」は、除染廃棄物を保管する中間貯蔵施設向けの放射線リスクコミュニケーションツールとして、線状に配置したLED群の色別表示により線量レベルをリアルタイムに可視化する放射線モニタリングシステムです。(株)アクティオ、日本放射線エンジニアリング(株)の協力を得て開発しました。

概要

システム構成

  • シンチレーションファイバー検出器
    放射線に反応して発光する光ファイバーを用いて線的に空間放射線量を測定する。
  • LEDラインテープ
    検出器のファイバーケーブル(最長50m)
    上に設置。
  • 制御システム
    検出器が感知した放射線量の高低を当該部位のLEDで色別表示する。

システムの構成(上)

LEDシンチレーションファイバー(下)
システムの構成(上)とLEDシンチレーションファイバー(下)

メリット

本システムは、設置エリアの線量分布を連続的かつリアルタイムに可視化できます。このため、中間貯蔵施設の管理区域や施設内部、敷地境界に設置すれば、作業員の被爆リスクを低減できるとともに、周辺住民とのリスクコミュニケーションの円滑化にも寄与できます。

エリアモニターと本システムの測定エリアの比較
エリアモニターと本システムの測定エリアの比較
  • 中間貯蔵施設での適用例
処理施設や敷地境界での適用例
処理施設や敷地境界での適用例
放射性廃棄物処理施設のベルトコンベア等の脇に検出器を設置することで放射線量が一目瞭然
放射性廃棄物処理施設のベルトコンベア等の脇に検出器を設置することで放射線量が一目瞭然
貯蔵施設や処理施設等における放射性物質の漏洩の早期検出
貯蔵施設や処理施設等における放射性物質の漏洩の早期検出

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