LNG貯蔵技術
LNG STORAGE TANK
環境にやさしくクリーンなエネルギーであるLNG(液化天然ガス:Liquefied Natural Gas)。日本は世界最大のLNG輸入国ですが、その輸入量は近年ますます増加しており、今や火力発電用エネルギーの44%、都市ガスの96%にLNGが使われています。
LNGは-162℃と極低温であるため、安全に貯蔵するためには高度な技術が必要です。地上タンク、地下タンクともに日本初の建設に参画したシミズ。30年以上にわたり、タンクの大容量化、工期の短縮、低コストを追求し、現在も国内のLNGタンクの貯蔵容量(建設中を含む)のトップシェアを有しています。
PC地上タンクおよび地下タンク施工実績
(1万KL以上、台湾および建設中も含む:2007年12月現在)


豊富な設計・施工・メンテナンスの実績をベースに金属二重殻タンク、PC地上タンク、地下タンクの中から、顧客の条件にマッチした最適な型式のタンクを提供致します。
概要
- -162℃という極低温のため、高精度な温度解析や凍結制御を行います。

- 巨大地震を想定した耐震設計を行い、安全性を確保しています。

- 経済的に大量のLNGを貯蔵するため、大容量化を追求しています。地下タンクの大きさは、大きいもので名古屋城の天守閣がすっぽりおさまる大きさです。また、PC地上タンクには、ジャンボ機が2機重ねてすっぽり入ります。


実績・実例
東京ガス(株) 根岸工場
工場内のタンク17基のうち、13基が当社施工タンク(★印)です。
東邦ガス 知多緑浜工場 No.1タンク
20万kLの大型タンク、名古屋城がすっぽり入る大きさながら、地上部分は小さいため景観に与える影響が小さいのが特長です。


PC地上タンク:堺LNGセンター No.1~No.3タンク
PC地上タンクは限られた敷地を有効利用することができるのが特長です。