エコムース(起泡剤)

気泡シールド工法の環境負荷の低減を目的に、水生環境にやさしい特殊起泡剤「エコムース」を開発しました。

概要

気泡シールド工法

切羽やチャンバ内にシェービングクリーム状の気泡を注入しながら掘進する工法です。

エコムースの特徴

従来気泡と比較して水生環境負荷を大幅に低減できることです。公的機関である(財)日本食品分析センターに分析を依頼し、水生環境に対する負荷が従来の特殊起泡剤の1/5程度になることを確認しています。水生環境負荷が低減できたのは、数多くの界面活性剤の中から水生環境負荷の小さいものを選別し、医薬部外品原料規格品の陰イオン系界面活性剤と食品添加物として使用される非イオン系界面活性剤の2種類を採用したことによります。また、陰イオン系と非イオン系の界面活性剤を混合すると気泡安定性が高くなり(泡の状態が長持ち)、エコムースの気泡安定性は従来気泡の5倍強になるので、逆に使用量は1/5程度で済みます。こうしたことから、エコムースを採用するとトータルで水生環境負荷が従来気泡の1/25程度になります。

エコムースと一般的な起泡剤(従来品)の比較表

主成分 溶液濃度
エコムース 陰イオン系界面活性剤 25% 0.6%
非イオン系界面活性剤 3%
72%
従来品 陰イオン系界面活性剤 35% 3.0%
65%

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