斜坑推進工法

斜坑推進工法は、小断面で大深度のアクセスシャフト(例えば換気孔、電気、ガス等のライフライン接続用シャフトやエレベータシャフト等)を垂直のみならず、地上の任意の位置から、任意の勾配で、大深度構造物めがけて直接接続することを可能とする推進工法です。

都市部の幹線道路などで立坑(斜坑)を建設する場合でも、大規模な開削工法を採用することなく、地上の任意の場所から道路下の地下構造物へのアクセスシャフトを短期間に高精度で構築できます。

概要

泥水式推進機

  1. 大深度・高水圧下の推進でも十分な性能を確保するため、各駆動部や摺動部の止水性能を大幅に向上させ、通常の5倍に相当する1MPaにも耐えられる推進機を開発しました。
  2. 中折れ機構(方向修正角度/上下左右1°)により、掘進時でも、常に迅速・的確に方向制御を行えます。
  3. カッタ部(駆動部を含めて)をスライドさせてフード内に収納する機構を備えており、接合箇所の地山露出を極力少なくすることが可能です。大深度下でも安全に既設構造物との接合作業が行えます。
  4. 到達後斜坑内でのマシン解体は、駆動部を2分割し、そのまま引き上げる構造の採用により、安全かつ容易に短期間で行えます。

実績・実例

  • 今井川地下調整池換気孔工事
    呼び径  2,000mm
    到達深さ  87.8m

関連情報

実績紹介

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