シールドトンネル用耐火セグメント

Fire resistant segment for shield tunnel

高速道路や鉄道などのトンネル内で火災が発生すると、火災の高熱により覆工コンクリートが爆裂することが知られています。シールドトンネル用耐火セグメントは、セグメント自体に耐火性能を持たせたものです。二次覆工あるいは耐火被覆を省略できるため、施工性、経済性、工期などの面で優れています。

概要

建築分野では、火災時における高強度コンクリートの爆裂を抑制する対策として、短繊維を混入したAFR(Advanced Fire Resistant)コンクリート工法が開発・実用化されています。
シールドトンネル用耐火セグメントは、AFRコンクリートを参考に開発・実用化したものです。RCセグメントに使用されるコンクリートをベースに、ポリアセタール繊維(PA)を混入した短繊維樹脂混入コンクリートで、耐火性、製造および補修について各種の実験検討を行い、実用化しました。

加熱後の爆裂状況
耐火セグメントの加熱後状況(爆裂なし)
左:PA0.2%、右:PA0.3%混入

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