超長尺トンネル先受け「ELPS工法」
EXTREMELY LONG PRE-SUPPORTING METHOD
ELPS工法は、削孔中にボーリング先端の位置を高精度に検知し、その結果をもとに計画線に対して方向制御できる先受け技術です。その結果、 50m級の超長尺先受けを高精度に施工できます。
- 先端に取り付けたテーパービットの向きを調整することにより方向制御を行います。
- 長距離でも高速で確実な削孔を可能とするため、先端に回転打撃を与える削孔方式(ダウンザ・ホール・ハンマー)を採用しています。(固結シルトでは50cm/分以上)
- 削孔中、ボーリングの位置を計測システムにより把握し、高精度に制御削孔します。(計画線からのずれ:300mm以内)
- 従来工法に比べてコストは同等以下、トンネル工事全体の工期は最大で約30日短縮できます。(トンネル坑口補強に適用した場合)
- 本技術は先受け以外にも、長尺の鏡ボルトや脚部補強、盛土の補強などに適用できます。
概要
本工法で打設する鋼管は外管と内管の2重管で構成され、施工終了後に内管を引き抜き、外管を地盤中に残置させます。内外管の先端に方向制御用のテーパービットを取り付け、ダウンザホールハンマーにより内管を打撃するとともに回転させます。外管を内管に取り付けることにより、内管の進行に伴い引き寄せます。
実績・実例
- 鉄道盛土の耐震補強用水平ボーリングとして導入 2件
- トンネル坑口補強として採用 2件
