リング山留め工法
(鉄筋端部に定着板摩擦圧接)
概要
おもな特徴
- 円形のリング支保工で障害のない大開口を構築できます。
- 既存地下解体を障害の少ない広い空間で施工できます。
- 本設躯体利用の場合は仮設支保工がほとんどなくなります。
リング山留め工法の特徴・メリット
- 通常の超高層地下工法では、順打ち工法の場合は切梁下、逆打ち工法の場合は本設躯体下での地下躯体解体となるが、本工法ではリング山留内側はオープンな空間となり、解体作業がスムーズになるとともに解体ガラの搬出がスピーディーに行えます。
- リング山留めをRC構造とすることで、鋼材高騰によるコストアップを回避できます。
- 本設杭を床付レベルで施工ができ杭頭処理等なく省資源が図れます。
(※地下水位が既存耐圧盤よりも低い場合に限られます)
既存地下躯体を利用する施工手順
- 既存地下スラブに仮設RCリング支保工構築(新築建物の外周)
- リング支保工内部の地下躯体を先行解体
- 既存耐圧盤上に新築基礎構築
- 地下鉄骨建て方
- 新築1階床施工
- 地上、地下を二段打ちで同時施工
新築地下躯体を利用するバリエーションもあります。

施工手順
① 1段目リング形成既存地下解体工事
② 2段目リング形成既存地下解体工事
③ 新築基礎工事
④ 新築地下躯体工事