杭頭半剛接工法
(格子状・壁状のセメント系地盤改良)
概要
おもな特徴
- 杭頭を半剛接とすることで杭頭モーメントが低減できます。
その結果、杭頭や基礎梁の部材断面や鉄筋本数が軽減できます。 - 根切り深さ、根切り量が軽減できます。
- 杭頭接合部を矩形断面とすることで基礎梁の配筋が容易です。
RC場所打ち杭の杭頭部と基礎の間に杭体軸部断面積より小さい、矩形断面で扁平な杭頭接合部を設けて、杭頭を半剛接にすることにより、杭頭モーメントが低減します。
その結果、杭・基礎に生じるモーメントが低減し、杭・基礎断面や鉄筋本数が大幅に削減できます。
具体的技術内容
- 杭頭を半剛接にするために杭頭接合部の断面積は杭体軸部断面積の0.4~0.5倍とします。また、杭頭部には割裂防止筋を入れます。
- 杭頭部及び基礎にかけて、それぞれ所定の長さの杭頭接合筋を埋め込み、かつ、杭頭接合部筋の周囲には杭頭接合帯筋を配置します。

日本建築総合試験所(GBRC)の建築技術審査証明取得(GBRC性能証明第06-08号2006年7月)