ユニバーサルデザイン評価システム
各種施設のユニバーサルデザイン(UD)性能を見える化できる「シミズUD評価システム」を開発・実用化しました。このシステムにより、バリアフリー新法やバリアフリー条例などの遵法性、および施設のUD上の問題点や対策すべき空間の優先順位、具体的な対策などを明らかにできます。
概要
評価
- 評価対象空間の設定
評価者が担当者から所定のヒアリングを行い、トイレや廊下、執務スペース等、評価対象空間を決定し、当該空間の利用者の特性や使われ方などを把握します。 - 現地調査
評価者が対象空間を巡回し、出入り口の幅、段差の有無等を所定の調査項目にもとづき調査します。 - 分析・評価
システムが調査データを自動的に分析・評価して当該施設の問題点を抽出し、対策すべき空間の優先順位や施設の使いやすさを向上させる運用方法や改修方法を提案します。
特徴
376の調査項目を設定するとともに、施設の特性や利用者特性に合わせた評価ができることです。調査項目は、法的基準にもとづく141の調査項目と、国土交通省や日本ファシリティマネジメント推進協会のガイドライン、当社の建物設備診断調査事例から選定したUD上配慮すべき235の調査項目から構成されており、施設の特性に合わせて調査項目をカスタマイズします。調査対象は、設備等のハード部分と運営・維持管理といったソフト部分の両方を含み、それぞれを利用者特性(特定・不特定)を踏まえて評価します。一連の評価に必要な期間は1週間程度です。また、施設のハード部分のみを1~2日で評価する簡易評価も可能です。