グリッドサポート®(天井耐震改修)
グリッド(格子)枠で既存吊り天井を室内側から支えることにより、施設を継続使用しながら吊り天井を耐震改修することができる技術です。
- 施工期間中でも、施設の継続使用が可能です。
- 天井を張り替える既存工法に比べ、改修費用を20~40%程度、工期を20%程度削減できます。
- 施設の用途を問わず低コスト・短工期で改修でき、廃材の発生量が少なく済みます。
概要
- 使用材料
グリッド枠を構成する細長いスティック状のグリッド鋼材、鋼材と建物の躯体とを一体化させる構造部材、の2種類です。 - 施工手順
- 天井外周に沿って天井を解体して幅1m程度のスペースをつくり、そのスペースを利用して構造部材を設置し、天井を復旧します。
構造部材は建物の構造体と一体化させます。大規模な天井の場合、必要に応じて梁下に位置する天井(10~12m毎)を解体して幅1mのスペースをつくり、梁と構造部材を一体化し、天井を復旧します。 - グリッド鋼材を一本ずつ天井面にビス留めしていき200m2程度のグリッドを構成しては、各鋼材と構造部材を緊結します。この施工手順を繰り返し、既存吊り天井の下面全体にグリッド枠を貼り巡らします。なお、グリッド枠の重量は吊り天井の1/7の3㎏/m2程度であり、ハンドリングが容易です。
- 天井外周に沿って天井を解体して幅1m程度のスペースをつくり、そのスペースを利用して構造部材を設置し、天井を復旧します。
