制震境界梁ダンパー(境界梁型)
(境界梁ダンパー:コアウォール開口部に配置)
概要
おもな特徴
- 壁型やブレース型と異なり、梁がダンパーとなるため、プランの制約がありません。
- 大地震時の大きな変形まで安定したエネルギー吸収を行い、構造体やダンパーの 損傷を小さく抑えます。
- 境界梁制震ダンパーの日常のメンテナンスは不要です。
隣接する連層耐震壁(コアウォール)の壁-壁間や壁-柱間、あるいは耐震要素で固めたコア部分と一般フレーム部分との境界部など、2点間が大きく変形する部分に梁型にして組み込んだ鋼材系の制震ダンパー。
具体的内容
境界梁ダンパーとは壁-壁間や壁-柱間などの、2点間が大きく変形する部分に梁型にして組み込む鋼材系のダンパー。その梁のウェブ部分をせん断降伏させることにより地震エネルギーギーを吸収するローコストで高性能なダンパーです。
高強度コンクリートでできた連層耐震壁(コアウォール)の開口部に、境界梁ダンパーを組み込んだ構造形式の例(制震コアウォールシステム)。居室スペースに柱・梁型がでない、自由度の高い住戸プランが提供できます。