パーシャルフロート®(浮体免震)
PARTIALLY FLOATING STRUCTURAL SYSTEM FOR SEISMIC ISOLATION
パーシャルフロートは、巨大な貯水槽の中で建物が水に浮かぶように、水の浮力と建物の下に設置した積層ゴムとで建物を支える、新しい免震構造システムです。
- 高い免震効果:
浮力を利用することにより、通常の免震構造に比べて30~50%揺れを小さくできるため、建物自体の損傷だけでなく、機器・什器の被害も回避できます。 - 貯留水の複合利用:
地震直後の非常用水源として大量の水を利用できるほか、常時も中水の水源として多目的に循環利用できます。
概要
建物の重量の半分程度を浮力により支えることにより、免震装置を小型化し、通常の免震構造に比べて地盤との絶縁性を高めています。貯水槽の側壁には透水体と呼ばれる消波装置を配置し、地震時に発生する波のエネルギーを吸収することによって、建物の揺れを減衰させています。

実績・実例
- 清水建設技術研究所 新風洞実験棟

