デュアルレイヤーコア免震
シミズデュアルレイヤーコア免震システムは、超高層RC造建築物の外周部を中間階免震、コアウォールの下部を基礎免震とし、連続した凹型の免震ピット空間にして、「免震性能の向上」と「スペースの効率化」を図ります。
- 剛強なコアウォールが心棒のようになり、上部構造の剛性を高めます。地震時には高層部分を含む建物全体が一体となって動くため、建物全体で大きな免震効果が得られます。
- 本システムは中間階免震構造のため建物外周部に免震のためのクリアランスと大きな擁壁が不要になり、地下部分があっても敷地を有効利用できます。
- 従来の中間型免震構造と比較してデッドスペースを生まないため、共用部の面積が小さくなり、専有面積の有効率を高めます。
- コアウォールの採用により専有部分に柱が少なくなるほか、免震積層ゴムや免震ピットにより地下駐車場・機械室などからの振動が上層部へ伝わりにくいなど、快適な住環境を実現します。
概要
このシミズディアルレイヤーコア免震システムは、建物下層のピット断面を凹型の免震設置空間にして上部の逆凸型構造との間に免震装置を設置するものです。エレベーターや階段が入る建物中央の共用部周りのコアウォールが建物全体の剛性を高め、心棒のように働いて、通常の免震構造より免震性能が向上します。
実績・実例
- ル・サンク大崎シティタワー
