フレーム・シェルター®(津波避難ビル)

(既存建物の津波避難ビル改修技術)

概要

おもな特徴

  • 既存の建築物の津波避難ビル化技術

津波避難ビル(フレーム・シェルター)の概要および特徴

フレーム・シェルター
  • フレーム・シェルターは、既存建物の周囲をメガフレームで囲み津波に対する構造補強を行うと同時に、津波避難場所を確保する改修構法です。
  • フレーム・シェルターは、建物の周囲を囲むメガフレームとその下部のマットスラブ、基礎杭等から構成されます。
  • 建物側のメガフレーム内には避難階段を設け、フレーム上部の津波高さを超える位置に避難場所を設けます。
  • アーチウォール内側の空洞内には、2体の隔壁を設けて隔壁とアーチウォール、底盤で区画したインナービルの建設空間を設けます。また、隔壁と楕円の両脇の間にできる半円状の空間には階段室等のコア部分を配置します。
  • メガフレームの架設方法は2パターンあり、既存建物を長辺方向に沿ってフレーム1体で囲むパターン(A)と建物の両端を長辺方向と直交する2体程度のフレームで囲むパターン(B)です。既存建物の形状や構造を勘案して使い分けます。
  • マットスラブは、メガフレームの足元に構築し、既存建物の基礎部と一体化させることで、津波の波力に抵抗します。マットスラブの下部には必要に応じて支持杭を構築します。洗掘防止用の土間コンクリートは、マットスラブに接していない基礎部に沿って構築することで、マットスラブとともに既存建物の基礎周りを取り囲み、洗掘を防止します。
  • フレーム・シェルターの適用に当たっては、当社が保有する南海トラフ巨大地震の津波データベースから津波の最大浸水深を求めるとともに、自社開発の津波シミュレーションシステムの解析結果に基づき当該建物に到達する津波の波力を求め、各部材の詳細を決定します。
液状化の進展と被害の関係
外観イメージ(パターンA)
外観イメージ(パターンA)
外観イメージ(パターンB)
外観イメージ(パターンB)

システム概要図
システム概要図

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