2018年12月12日・13日「土木の日」見学会を開催

シミズ・オープン・アカデミーでは、道路や鉄道、橋など、暮らしを支える土木技術を学んでいただくため、土木学会関東支部と共同で、毎年「土木の日」見学会を開催しています。昨年は、豊洲小学校の5年生 190名の方にご参加いただきました。

はじめに「土木ってなぁに?」をテーマに、トンネルの掘削方法や、風が橋などの構造物に及ぼす影響、生態系に配慮した緑化の技術などをクイズを交えて学んだ後、関連する実験施設を見学しました。

講義の様子

風の実験を行う風洞実験棟では、建物を造るのに風洞実験が必要な理由を学び、毎秒20mの強風を体験しました。地盤の研究を行う遠心実験棟では、地震により液状化が発生するメカニズムを学び、土層模型を使って液状化を再現する実験も行いました。ビオトープでは、生物多様性の大切さを学び、ビオトープ内の池に棲む魚や貝の観察を行いました。音の実験を行う音響実験棟では、心地よい音環境を作るための技術を学び、大声コンテストも実施しました。岩の実験を行う岩石実験棟では、様々な種類の岩のサンプルを手に、素材や形成される過程の違いによって重さや硬さが変わることを学びました。実際に岩の強度を測る試験では、岩の破裂音の大きさに驚く場面も。


液状化実験の様子
岩の種類を学ぶ子どもたち


シミズ・オープン・アカデミーでは、今後も関係機関と協力しながら、建築や土木の面白さや魅力を知っていただくための様々なプログラムを提供していく考えです。