清水建設×聖心女子大学×日本赤十字看護大学連携講座<br>「シミズボランティアアカデミー」を開催

11月4日、聖心女子大学4号館/聖心グローバルプラザ(東京都渋谷区)で、シミズボランティアアカデミーを開催しました。

シミズボランティアアカデミーは、インクルーシブな共生社会の実現に向けて、障がい者や障がい者スポーツを支援できるボランティアの養成に寄与することを目的に2015年11月に開設したもので年に2回開催しています。

5回目となる今回は、キリストの聖心(みこころ)に学び、学業の成果をもって社会との関わりを深める「聖心スピリット」を教育理念とする聖心女子大学と、看護を通して赤十字の理念「人道(Humanity)」の実現に向けて努力する人間を育てる日本赤十字看護大学との産学連携で開催しました。

講師には、初瀬勇輔氏(2008年北京パラリンピック視覚障害者柔道90㎏級日本代表、一般社団法人日本パラリンピアンズ協会 理事)と宇城元氏(2012年ロンドンパラリンピックパワーリフティング男子75㎏級日本代表)を招き、障がい者スポーツ大会の現場の実情やボランティアに求められる知識などを学ぶ基礎講座と、視覚障がい者の誘導方法や車椅子利用者の介助方法を実習する体験型講座を行いました。体験型講座では、障がいのある方の気持ちを理解するために、アイマスクをして誘導されたり、車椅子に座って介助される体験をしました。

体験型講座の講義を行う初瀬氏
視覚障がい者の誘導方法を体験
実技を指導する宇城氏
階段などを想定し協力して運ぶ体験

受講者からは「これを機に街で困っている人がいたら、まずは声を掛ける」「2020年東京オリンピック・パラリンピックが楽しみです。必ずボランティアとして参加します」「今後、ダイバーシティを広げていくうえでも、今日学んだ経験を活かしていきたい」などの感想が寄せられました。

聖心女子大学と日本赤十字看護大学が所在する渋谷区では、2020東京パラリンピックで、卓球、バドミントン、ウィルチェアラグビーの3競技が開催される予定です。本講座を受講した学生の皆さんが、ボランティアとして参加されることを期待しています。