平成29年度施工系インターンシップ 実施報告 <br>~施工管理の仕事のダイナミズムを体感~

当社では、CSR活動の一環として、学生向けのインターンシップを行っています。施工系の職種を対象としたインターンシップについてご紹介します。

講義、技術研究所見学

建設業の仕事の流れを体感するグループワーク、施工管理の仕事や安全管理に関する講義を通して、基本的な職務について理解してもらいました。
また、技術研究所を見学し、最先端の技術に触れてもらいました。

(1)技術研究所の建設技術歴史展示室の見学。レンガ・コンクリート・木・鉄骨などの建物構造ごとに、それらを使用した建造物の歴史について学んでもらいました。

(2)風洞実験棟内の試験装置で、風の強さを体感。風速30mはかなり強いようです。

作業所実習(4日間)

3日間一緒に過ごした仲間たちといったん別れ、全国各地の作業所に行き、実際の仕事を体験してもらいました。
作業所での1日をダイジェストで紹介します。

(1)作業所の1日は朝礼から始まります。ラジオ体操で体をほぐし、担当者が当日の作業説明を行います。初日には大勢の職人さんの前で自己紹介をしてもらいました。

(2)朝礼の締めは、服装・体調のチェックです。「安全帯よーし!」など、元気に声を出しながら互いに指差し確認をします。

(3)協力会社ごとに集まり、当日の作業内容の確認をします。作業するうえで注意するポイントなどを話し合い、それぞれの持ち場に移ります。

(4)教育担当の社員と一緒に作業所を巡回し、工程どおりに作業が進んでいるか、危険な箇所はないかをチェックします。

(5)巡回中にわからないところはその都度質問して教えてもらいます。

(6)実際に作業を経験できるのも作業所実習ならではです。

(7)社員と談笑しながら昼食です。なごやかな雰囲気の中、会話も弾みます。

(8)昼休みの前後に、作業内容や工程等について当社社員と職長さん(職人さんのリーダー)とで打ち合わせを行います。

(9)午後も教育担当の社員や若手の先輩社員から、施工方法など、様々なことを教わりながら巡回します。

(10)土木の作業所では、組み立て中のシールドマシンの中に入り、説明を受けました。

(11)現場巡回後は、模型などを利用して構法や材料について勉強。

(12)実際に自分で手を動かしながら、施工管理のイメージを深めます。CADの使い方についても、教わりました。

パネルディスカッションと作業所実習の振り返り

4日間の作業所実習を終え、最終日には再び全員が集まりました。
社員から仕事のやりがいや厳しさについて、パネルディスカッション形式で語ってもらいました。
最後には、皆がそれぞれ経験し、学んできたことを共有し、グループごとにまとめ、発表してもらいました。

座談会

座談会では、様々な年齢や立場の先輩社員からの話を聞くことで、建設業の魅力や施工管理の面白さや難しさを感じてもらえたようです。また、先輩社員とざっくばらんに、自由に会話する機会もあり、建設業に携わる人と会社の雰囲気を感じてもらえたようです。

グループワーク・個人ワーク

自分の職業観等を見つめ直し、掘り下げていくグループワークや個人ワークを実施いたしました。仲間と意見を交換しながら、自分が仕事をするうえで大切にしたいことや、施工管理の仕事の魅力をまとめることができたようです。

参加者コメント

参加いただいた方から様々なコメントをいただきました。その一部をご紹介します。

  • 現場に行ったことで、現場の雰囲気や職人さんとの接し方を知ることができました。
  • 座学をしてから現場へ行くという流れは効果的だと感じました。ある程度知識をつけてから現場へ行けたのは良かったです。
  • 他の人の意見を聞く機会が多く、自分の中の価値観などを整理でき、良かったです。
  • 施工管理として働くにあたって、自分に足りない所が分かりました。そして、その足りない部分を補うために今後自分が何をすべきか、具体的にイメージすることができました。
  • 現場実習をはじめ、様々なグループワークや講義など、施工管理の仕事に対してだけでなく、働くことに対する理解を促すプログラムが多く、働くことに対する自分の軸を持つことができました。

以上が今回の施工系インターンシップの報告です。
このページをご覧いただいた皆さんに、清水建設のインターンシップの様子を感じていただければ幸いです。