シミズ・オープン・アカデミーで「東京木工場見学会」を開催 ~木の香りと温もり、匠の技と伝統を肌で感じる見学会となりました~

2015年5月28日、シミズ・オープン・アカデミー(全国の青少年や一般の方々を対象とした当社による公開講座)では、当社の「東京木工場見学会」を開催しました。

清水建設東京木工場は明治17年の開設以来、木工技術を伝承するとともに、今に活かす革新を続けています。今回の見学会では、一般の方々に現代の木工技術を体感していただくことを目的に、東京木工場内に設けたモックアップショールーム(実物大の展示)と、実際に木工作業をしている工場の見学を行いました。

モックアップショールーム見学

木工技術が建物にどのように活用されているかを実感していただくため、モックアップショールームを見学、実際の仕上り状況について説明を行いました。木製品や継手・仕口などの展示品を使い、様々な種類の木材やその特徴などについて解説しました。また、技能グランプリの受賞作品についても説明し、技術を確実に伝承するための取り組みを紹介しました。

ショールーム見学の様子

工場見学

木材の選定や乾燥、木取、加工、組立、塗装など、手順ごとの作業内容や使う機械などについて解説し、実際に作業をしている様子を見学していただきました。参加者は作業をする職人の手元をじっと見ながらメモを取ったり、木製品の表面に触れて木の肌触りを実感する等、熱心に見学されていました。

参加者からは、「一つひとつの仕事にかかわる技術、労力に新鮮な驚きがありました」、「これからも木工場の存在を大切にしてほしい」、「木造の奥深さを見ることができました」、「木造社寺建築についても知りたい」などのコメントをいただきました。

工場内での作業の説明