平成26年度施工管理インターンシップを実施しました! ~施工管理の仕事のダイナミズムを体感~

当社では、CSR活動の一環として、施工管理のインターンシップを行いました。今年度は、開催地域を全国に拡大し、また、建築施工のほか、設備施工、土木施工も実施しました。その時の様子をお伝えします。

プログラム

講義・施設見学

作業所に出る前に、建設業の仕事の流れを体感できるグループワーク、施工管理の仕事や安全管理に関する講義を通し、基本的な職務理解をしてもらいました。また、技術研究所を見学し、最新技術に触れてもらいました。

グループワーク
    
熱のこもった講義

作業所実習

いよいよ作業所での実習です!
3日間一緒に過ごした仲間たちと、成長した姿で再会することを誓い合い、全国各地の作業所に行ってもらいました。以下、 作業所で皆さんが経験した内容を紹介します。

【1日の流れ】

【8:00 朝礼】

朝礼では、ラジオ体操で体をほぐし、担当者から当日の作業説明を行います。 初日には全員の前で挨拶をしてもらいました。元気に挨拶できたようですね。

【8:10 現地KY】

協力会社ごとに分かれ、当日の作業内容の確認、危険作業のポイントとその対策について話し合った上で、作業に入ります。

【8:15 作業所巡回】

教育担当者と一緒に作業所を巡回し、危険な箇所はないか、工程どおりに作業が進んでいるかチェックします。

【9:00 資材搬入】

資材搬入の際には、注文どおりの品が届いているか確認します。場合によっては現地で性能検査も行います。この日は免震装置が届いたようですね。

【10:30 職長会パトロール】

職長さん(各協力会社のリーダー)たちと一緒に作業所を巡回し、安全面や環境面で問題はないか、確認します。

【11:30 工程打合せ】

昼休みの前あるいは後に、翌日の作業内容等について当社社員と職長さんとで打ち合わせを行います

【13:00 作業所巡回】

午後も教育担当者や職人さんから施工方法など、様々なことを教わりながら作業所を巡回します。

【12:00 昼食】

社員と談笑しながら昼食です。美味しい食事に会話も弾みます。

【14:00 施工図の見方】

設計図には建物のつくり方は書かれていません。現場で職人さんが建物をつくるための詳細な図面を施工図と言い、その見方を教わります。

【15:00 配筋検査立会】

コンクリート打設前に、図面どおりきちんと鉄筋が組まれているか、チェックし、証拠として写真を撮ります。発注者や設計者が立ち会うこともあります。

【16:00 コンクリート数量積算】

図面を見て、打設に必要なコンクリートの数量を計算し、発注します。過不足なく計算できたでしょうか?

【17:00 1日の振り返り】

1日の終わりに日誌をつけ、その日の実習内容や学んだことを振り返り、明日への課題を見つけます。 今日も1日お疲れ様でした!

職種ごとの実習

建築施工、設備施工、土木施工それぞれについて、作業所実習での特徴的な1コマを紹介します。

【建築施工】

敷地全面に組まれた鉄筋です。中央右で配筋検査をしています。

基礎に据え付けられた免震装置を間近でチェックしています。この装置が建物を地震から守ります。

【設備施工】

天井裏配管のチェックです。計画段階から建築施工担当者とコミュニケーションを図り、効率的な施工手順を考えます

床下配管の勾配検査です。排水等がきちんと流れるよう、勾配が適切かどうか、勾配計を使って確認します。

【土木施工】

地面を掘った様子です。上部の赤い鉄骨は切梁と言い、両側の壁が崩れないよう支えています。 ここに人々の生活を支える構造体がつくられます。

構造物の位置や高さを決めるための測量機器の使い方を学んでいます。

まとめ

最終日は作業所で学んだことをグループごとにまとめ、発表してもらいました。
発表を聞いて改めて気づいたこともあったと思います。9日間お疲れ様でした!

グループ内で各自経験してきたことを共有した上で、まとめます。

手をつないでますね。どんな発表内容だったのか想像できますか? 各グループ、個性のある発表をしてくれました。

参加者コメント

参加いただいた方から様々なコメントをいただきました。代表的なものをご紹介します。

  • 大学では学べない、スケールの大きい建造物をつくり上げる過程を見ることができました。様々な立場の「仲間」と苦難を乗り越えて仕事を達成したときのやりがいは、相当なものだと想像できるようになりました。
  • 「ものづくりへの情熱で障害を乗り越える」建築施工を一生の仕事としたいと強く思いました。
  • 施工管理者の方々、一人ひとりが建物をつくり上げることが本当に好きで、熱意が非常に伝わってきました。
  • 盛り沢山な内容であったため、数多く質問でき、施工管理者の仕事の雰囲気を味わうことができました。
  • 現場の安全を守るために、細かなところまで指示を出し、時には自ら安全対策を施しており、清水建設の安全対策の徹底ぶりや、その根底にある企業理念を、身をもって体感できました。

以上がインターンシップの報告です。
このページをご覧いただいた皆さんに、実習の様子を少しでも感じていただければ幸いです。 もし興味を持っていただいた学生の方がいたら、来年度以降ぜひご応募ください! 最後まで目を通してくださり、ありがとうございました。