全国環境ビジネスコンテストに協賛~「環境」と「ビジネス」が両立した、環境配慮型のビジネスプランを考案~

2013年9月9日~9月13日の6日間、学生環境サークルem factoryが主催し、当社を含む7社が協賛する全国環境ビジネスコンテストが国立オリンピック記念青少年総合センターで開催されました。

コンテストでは協賛各企業が事前に提示した「保有する技術や製品、資産などを活かし、且つ環境問題を解決するための課題」に対して、全国から大学生・大学院生を募り、チーム対抗で「環境」と「ビジネス」が両立した、環境配慮型のビジネスプランを考案します。

国産材や間伐材の利用促進にも寄与するビジネスプランを策定せよ

当社からの課題は、『東京木工場が有するノウハウ・コンテンツを生かし、木材、とりわけ国産材や間伐材の利用促進にも寄与するビジネスプランを策定せよ』としました。

林野庁では毎年、10月を「木づかい推進月間」と定め、「木づかい運動」が推進されています。暮らしに国産の木材を使った製品を取り入れ、お金を森に戻すことで、間伐などの森林の手入れが行き届き、CO2をたっぷり吸収する元気な森林が育まれます。

ゼネコンでは唯一のインハウスの木工場である東京木工場では、主に建物内外装の木工事や家具、建具の製作を行っています。2013年7月より社内とグループ会社向けに販売を開始した木工製品ブランド『kino style』でも一部製品の材料に間伐材を使用するなど、日常業務で「木づかい運動」を実践しています。

清水建設チーム及びサポートスタッフとして集まった6名の大学生の皆さんには最初に木工場の見学にお越しいただき、ものづくりを支える技術の一端をご覧いただきました。その後、我々企業やビジネスコンサルタントからのアドバイスも経て、学生ならではの新鮮な視点、アイデアでビジネスプランが練り上げられました。最終日の発表会では、惜しくも入賞こそ逃しましたが、『kino style』をベースにしながらも、我々企業人としての発想に収まりきらない、期待を上回るご提案をいただきました。

今後は社内で、或いはチームの皆さんにも再度ご協力いただきながらビジネスプランのブラッシュアップに取り組んでいきます。

井手木工場長の説明に耳を傾ける学生たち
リサーチを基にプランを練る
ビジネスプランの発表