場所打ちライニング「SFRC-ECL工法」
SFRC-ECL METHOD
鋼繊維補強コンクリートを用いたECL工法は、場所打ち覆工コンクリートを用いるトンネル工法であり、次のような特徴をもち、共同溝、下水道、電力、鉄道、道路など各種のトンネルに適用できます。
- トンネル延長・トンネル断面の条件によって、セグメント方式に比べて経済的になります。
- 鉄筋組立作業が無く、連続打設方式による高速施工が可能です。
- 掘進と同時に常にまだ固まらないコンクリートを土水圧以上の圧力で充填するので地山の緩みが無く、地盤沈下を抑制できます。
概要
鋼繊維補強コンクリート(SFRC)を用いたECL工法は、従来のシールド工法で使用しているセグメントにかわり、トンネルを掘削する機械であるシールド機テールでSFRCを打設して、鉄筋を使わずに覆工体を構築する工法です。
適用範囲
- 適用地盤
- 固結地盤から軟弱地盤まで対応可能です。
- 地下水圧
- 0.6MPaまでの高水圧に対応実績があります。
- 適用口径
- 直径4m~15m
- トンネル延長
- 長いほうがメリットがあります。
- トンネル断面
- 円形
鋼繊維補強コンクリート覆工体の耐力
超大断面トンネルに対しても十分な耐力があることを実物大の軸力導入曲げ実験により確認しています。
実績・実例
- 岡南シールド工事

