トンネル背面空洞充填工法「アクアグラウト®工法」
AQUA GROUT METHOD
既設トンネルの覆工背面の空洞を充填することは、トンネルの安定上非常に重要です。アクアグラウト工法は、新しい充填材(ポリマーセメント系)を用いた既設トンネル覆工背面充填工法です。
- 既設トンネル覆工背面に存在する空洞を確実に充填します。
- 坑内での設備は非常にコンパクトです。
- 湧水の多い個所や限定注入を行いたい場所に有効です。
- 充填材として充分な強度を有します。(28日で1.5N/mm2以上の一軸圧縮強度)
- 充填材はまったくの1液性であり、施工および施工管理が非常に簡単です。
- 1系統(1ショット)での施工のため、確実な品質管理ができます。
- 比重は1.3~1.4程度と軽量です。
概要
アクアグラウト充填材は、水、セメント、アクアグラウト用ベントナイト、アクアグラウト混和剤、から構成されます。水以外はすべて粉体であり、これらを1回の工程で混練りすることにより製造できるまったくの1液性です。このため様々な施工条件に応じた施工設備が選択できます。
実績・実例
- 三国トンネル 建設省
- 日本坂トンネル 日本道路公団
- 恵那山トンネル 日本道路公団
- 札樽道 ネクスコメンテ北海道
平成19年12月現在 109件、累計充填量 57,000m3