病院満足度評価(経営課題顕在化)
病院経営の指標となる「病院満足度」を客観的に評価する「シミズ病院満足度評価支援システム」を開発・実用化しました。本システムで患者や看護職員らの満足度を評価することにより、施設や医療サービスに関する問題点や経営課題が明らかになります。
概要
特徴
調査手法の標準化と客観性確保のために、病院経営の改善に役立つ340項目からなる設問群を設けて体系化するとともに、設問群をデータベース化したことです。このデータベースには、病院のコンサルティングを数多く手がけてきた当社のノウハウが凝縮されています。また、職員満足と顧客(患者)満足に相関関係があるとされることから、調査対象に看護職員を加えられました。
評価
「質問設定」「アンケート調査」「収集・分析」という順に行います。最初の「質問設定」では、独自の設問データベースにより、入院患者、外来患者、看護職員別に病院施設や医療サービスに関する質問を設定します。質問数はそれぞれおよそ50問、30問、60問です。続く「アンケート調査」では、患者数や病床数、病棟数をもとに調査対象者数を決定し、アンケートを実施します。最後にアンケート回答を「集計・分析」し、現状の医療サービスや療養環境、施設・設備の問題点や経営課題を明らかにするとともに、具体的な対応策を提案します。なお、一連の評価に必要な期間は3カ月程度です。
(株)メディカル経営研究センターの協力を得て、5病院への適用実績があり、病院関係者から高い評価をいただいています。
本システムを構成する3つのサブシステム
- アンケート調査票作成支援システム
アンケート調査用の設問として約340項目を体系的に整理してデータベース化しています。建物や設備などのハード面の設問項目と、医療サービスなどのソフト面の設問項目があり、個々の病院の条件に合わせて質問をカスタマイズします。 - 調査票自動認識システム
調査票をそのまま光学式読取装置OCRで読み取ります。 - 集計・分析システム
アンケート結果を自動集計し、診療科別・病棟別、回答者の性別・年齢別に満足度や重要度の平均値を分析・比較し、グラフや表にして表示できます。