外壁劣化診断装置

技術の概要

  • 本技術は、ビルの外壁タイルの劣化検査を行う自動作業ロボットに関するものです。
  • 従来、作業員がゴンドラに乗り、人手により打診検査をしてましたが、高所作業となるため、重大な事故を起こさないようしっかりとした安全対策を行った上で慎重な作業が求められるものでした。
  • 屋上から吊り下げられた本装置は、金属球を備えた診断用ハンマーを外壁タイルに押し付け、擦ることで発生する発生音を分析し、外壁タイルの浮きや下地ひび割れ等の損傷を検知するものとなります。
  • これまでの人手による打診検査に比べ、墜落、転落事故の危険性を著しく削減できるだけでなく、当社現場で測定したところによると作業効率は約6倍になる上、作業時間はおよそ6分の1とすることができました。
外観
外観
側面
側面
拡大
拡大
正面
正面

特許リスト

  1. 特許6361912「タイルの劣化診断装置及び劣化診断方法」
  2. 特許6835622「タイルの劣化診断用移動装置」

実施技術(許諾対象技術)

  • 外壁の目地部分などの段差にも追従可能な診断用ハンマーを備えた検査装置
  • 検査対象の外壁面にバルコニーや窓等を有する場合であっても、安定して上下方向への移動を可能とした走行フレームを備える検査装置

実施許諾条件

本装置を製造・販売(またはレンタル)される企業:10万円/年

想定されるライセンシー

建機・建材メーカー、同レンタル業者

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