本社ビルで使用エネルギーの「ゼロカーボン」を実現

清水建設（株）＜社長 井上和幸＞はこのほど、自社施設におけるCO₂排出量削減施策の一環として、本社ビル（東京都中央区）で使用する熱、ガスのカーボン・オフセットを実施し、2021年7月にカーボンフリー化した電力を含め、同ビルのエネルギー由来のCO₂排出量を実質ゼロとしました。

熱のカーボン・オフセットには、東京都市サービス（株）が提供する「CO₂オフセット熱」を導入。CO₂オフセット熱は、東京都市サービス（株）が熱を供給する建物ごとにCO₂排出量を算出し、再生可能エネルギー熱由来の証書やクレジットを活用して、カーボン・オフセットを実施するものです。ガスのカーボン・オフセットには、再生可能エネルギー由来のJ-クレジットを活用しています。

電力については2021年7月、東京電力エナジーパートナー（株）が提供する水力発電由来のグリーン電力「アクアプレミアム」を導入し、外壁面に設置した太陽光発電パネルで創出した再エネ電力の自家消費と合わせてカーボンフリー化を実現しています（2022年度実績でCO₂排出量1,717tを削減）。

さらに、熱とガスの取り組みにより、2022年度（2022年4月～2023年3月）の本社ビルの年間CO₂排出量698tをオフセットし、本社ビルの全ての使用エネルギーについてCO₂排出実質ゼロを実現しました。

当社は、グループ環境ビジョン「SHIMZ Beyond Zero 2050」において、2050年までに作業所・自社施設から排出するCO₂を実質ゼロにする目標を掲げています。今後も自社施設への再生可能エネルギー等の導入を順次進め、「SHIMZ Beyond Zero 2050」で掲げた脱炭素社会の実現に寄与していく考えです。