フルハーネス型墜落制止用器具と腰痛予防アシストスーツを一体化

~フルハーネス・ジョイントパーツ付き「サポートジャケット」を共同開発~

  • 建築

2022.08.25

清水建設(株)<社長 井上和幸>は、腰痛や背痛を抱える建設技能労働者の身体的サポートを目的に、ユーピーアール(株)<社長 酒田義矢>と共同でこのほど、フルハーネス型墜落制止用器具と一体化して着脱できる腰痛予防アシストスーツ「サポートジャケットBb+FIT フルハーネスジョイントタイプ」(以下、サポートジャケットFH)を開発、25日よりユーピーアール(株)のWEBページにて販売を開始します。

建設技能労働者の高齢化に伴い、作業の遂行に身体面で不安を抱える作業員が増えており、当社の現場従事者を対象にした調査では、40歳以上の作業員の約6割が腰の状態に不安を抱えていることが明らかになっています。腰に不安のある作業員は、腰ベルトや湿布等を利用して腰痛の予防・軽減を図っており、近年では腰や身体への負荷を軽減するアシストスーツも製品化されています。そうした中、ユーピーアール(株)では、背面に装着した支持パーツ“第二の背骨(Bb+)”により腰と背骨の姿勢を理想的な角度にキープする「サポートジャケットBb+FIT」を開発・製品化し、好評を博しています。

新たに製品化した「サポートジャケットFH」は、労働安全衛生法の改正により2022年1月から高所作業時にフルハーネス型墜落制止用器具(以下、フルハーネス)の着用が義務化されたことを受け、フルハーネスとサポートジャケットを併用する際の利便性向上を目的に開発したものです。フルハーネスは、従前の胴ベルト型安全帯と比べて約2倍の重量があり、着脱にも相応の時間を要します。サポートジャケットと一体化して着脱できれば、作業員は、両者を個別に装着する煩わしさを感じることなく、腰への負担を軽減できるようになります。

サポートジャケットFHは、フルハーネスの肩、背、腿に固定できる3種類のジョイントパーツを装備しており、現在市販されているほとんどのフルハーネスと簡単に一体化して使用できます。アシストスーツとしての機能面では、“第二の背骨”により前かがみの姿勢を抑えて良姿に導く「フォームナビ機能」、大きな腰ベルトにより腹圧を保つ「ランバーサポート機能」、腹圧の強さをワンタッチで変えられる「腰ベルトフィッティングシステム」の3つの独自機能により、作業時に腰や背中にかかる負担を軽減します。また、膝から腰までの脚部の筋力を補助するマッスルベルトとひざベルト(別売り)を付加することで、前屈姿勢時の筋肉への負荷が軽減され、疲労を抑制できます。

サポートジャケットFHの製品化にあたり、ユーピーアール(株)WEBページでの販売と併せて、8月25日から27日まで幕張メッセで開催される「JAPAN DIY HOMECENTER SHOW 2022」で現品展示を行い、ホームセンターやプロショップ等へ販路を拡大していく予定です。

以上

≪参 考≫

サポートジャケットFHの着用イメージ

サポートジャケットFHの着用イメージ
サポートジャケットFHの着用イメージ

サポートジャケットFHの諸機能

サポートジャケットFHの諸機能

ユーピーアール(株)の会社概要

所在地 東京都千代田区内幸町1-3-2内幸町東急ビル12F
TEL:03-3593-1730
社長 酒田 義矢
資本金 9,600万円
設立 1979年3月
事業概要 パレット・物流機器のレンタル・販売事業
アシストスーツ事業
物流IoT事業
ICT事業
ビークルソリューション事業

ユーピーアール(株)サポートジャケットFH 販売ページURL

https://www.upr-webshop.jp/

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