旧大社駅本屋

  • 建築
  • 宗教・伝統施設
  • 島根県
  • 2025年

施工担当者から

中野 剛

国の重要文化財である旧大社駅の保存修理工事がこの度竣工を迎えました。文化財の工事に初めて携わる中、特に苦労したのは、現代では使われておらず、施工方法も不確かなリグノイド塗で仕上げる左官の塗り材の復原です。当時の施工記録がない中、試験施工で試行錯誤を何度も繰り返し、約1年もの期間を経て、ようやく満足のいく施工結果が得られました。実施工の出来栄えにも満足しています。工事期間中見学者やメディアを数多く受け入れてきましたが、ここまで社内外から注目された仕事は初めてです。文化財を扱うことの意義を感じるとともに今後もこの種の工事に携わりたいと強く思いました。

マグネシウム由来のセメント「マグネシアセメント」を主成分とした材料で、戦前までは建築材料のほか耐火材として使用されていた歴史ある材料

発注者出雲市
設計・監理文化財建造物保存技術協会
工期2020年12月〜2025年12月
構造・規模木造 1F
延床面積391m2
所在地島根県出雲市

旧大社駅本屋映像 1分41秒

関連リンク

左右対称の美しい外観
旧出札室内側から
ホームに残された昔の駅名標
一・二等待合室。床はリグノイド塗を再現
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