G-BASE 田町

  • 建築
  • オフィス
  • 東京都
  • 2018年

設計担当者から

小山 裕之

設計のコンセプトは、テナントターゲットとする「スタートアップ企業の成長」です。「大樹」を表現する高層棟の外装には、高さ・間隔に変化をつけたリブと木目の転写が特徴的なPCa板を採用。日の当たり方でさまざまな表情を見せる大樹の樹皮をイメージしました。また、インテリアにもふんだんに木を使用、樹皮の付いた天然木をそのままの形状で用いるなど、「木登り」になぞらえて身体性・遊び心をテーマとしました。苦労したのは、このコンセプトを実際の材料で作り上げること。これまでに採用例の少ない仕上げ材料をどう納めるか、試行錯誤し実現しました。

施工担当者から

飯塚 実

第一京浜と三田通りに面した不整形な土地に、18階建ての高層棟と3階建ての低層棟、緑豊かな外構から成る洗練されたオフィスビルが完成しました。当現場では品質の向上と作業の安全性確保のため、積極的にPCa(プレキャスト)化を採用。また、着工から同じ職人が入場し続けるように工程を組むことで、職人の習熟度を上げ、さらなる品質・安全の向上につなげました。所内運営でも、iPadを積極的に活用するなどさまざまな取り組みを行いました。

発注者三井不動産株式会社、 清水建設株式会社
設計・監理清水建設株式会社
工期2016年3月〜2018年1月
構造・規模S造 18F-PH2
延床面積18,242㎡
所在地東京都港区

> Shimz Design Topics:「G-BASE 田町」
> Shimz Design Works:「G-BASE 田町」
> 事業トピックス:不動産開発 「多様性」と「機能性」を追求したシミズの中規模オフィスビル開発

波打つステンレスパネルが外構の緑を反射するエントランス。エントランスを抜けた先の1階ELVホールはLEDの演出照明により、季節・時間帯ごとに表情を変える
6階フロアすべてをショールームとし、リーシングに活用した。専有部は全フロアスケルトン仕様としている
ポリッシュコンクリート仕上げの床が美しい基準階ELVホール。入居テナント独自の装飾ができる。幅木には遊び心も
テナントワーカーのためのテナントラウンジ。駐輪スペースにロッカーとシャワールームが備え付けられている
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