ハイブリッド外装(太陽光発電パネル内蔵)

京橋で建設を進めている清水建設本社ビル(2012年春竣工)において、構造体・外装材・環境装置等の機能を兼ね備え、かつビルの外観を特徴づける「ハイブリッド外装システム」の取り付け工事がスタートしました。

概要

ハイブリッド外装システム

太陽光発電パネルや耐震パネル、ガラスを組み込んだプレキャスト鉄筋コンクリートの外装パネルで、形状が異なる36種類の外装パネルを組み合わせて清水建設本社ビルの外観を特徴づけます。外装パネルの数量は基準階1フロアあたり58体、ビル全体では1,426体となり、標準的な外装パネル1体あたりの大きさは幅3.2m、高さ4.2m、厚さ0.9m、重量14tです。

フレーム部分は、建物外周部に位置する柱・梁を細分化したもので、それ自体が構造体として機能するとともに、ガラス面から55cmほど張り出しているので日射を遮断する庇の役割も果たします。一方、一部の外装パネルに組み込まれている太陽光発電パネルは外壁全体では計962枚、2,000m2に及び、太陽光発電による電力(84,000kwh/年)により日中の照明用電力を補います。また、耐震パネルは地震時に外装システムに生じる歪に抵抗します。

清水建設本社ビルに取り付け中のハイブリッド外装システム
清水建設本社ビルに取り付け中のハイブリッド外装システム

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