「潮見イノベーションセンター(仮称)」開発街区が「ABINC ADVANCE」認証取得<br>~生物多様性に配慮した緑地整備を通じ、地域の課題解決に貢献~

2023.05.24

当社が東京都江東区で建設を進めている「潮見イノベーションセンター(仮称)」の開発街区がこのほど、事業所における生物多様性に配慮した緑地づくりの取り組みを評価・認証する「ABINC認証制度」において、街区レベルでの取り組みを評価対象とする「ABINC ADVANCE」認証を取得しました。本認証の申請範囲は、同センターの建設に付随して整備する区道と提供公園、敷地外周の既設遊歩道「潮風の散歩道」を含み、認証申請はこれらの施設を管理する江東区と共同で行いました。ABINC ADVANCE認証事業所は本件が第3号となります。

ABINC認証は、「一般社団法人いきもの共生事業推進協議会(ABINC)」が運営する第三者認証制度で、「一般社団法人企業と生物多様性イニシアティブ(JBIB)」が開発した「いきもの共生事業所®推進ガイドライン」に基づき、企業の生物多様性保全や緑地づくりの取り組みを評価・認証します。ガイドラインは、「都市・SC版」「工場版」「集合住宅版」「戸建住宅団地版」「物流倉庫版」など用途別に用意されており、2018年から、街区レベルの大規模施設を対象に、生物多様性保全を含めた持続可能なまちづくりへの貢献を評価する「ABINC ADVANCE」がラインナップに加わりました。

本認証街区では、生物多様性と地域性に配慮した緑地環境の整備を通じ、地域課題として抽出した「持続可能なまちづくりに資する土地利用への転換」「一般市民に公開され交流拠点としての活用が可能な緑地の整備」「緑地の整備と周辺緑地とのエコロジカル・ネットワークの形成」「地域の伝統文化や技術を継承する拠点の整備」「運河沿いの親水性及び回遊性の確保」の統合的な解決に取り組みます。