令和2年1月6日 年頭挨拶(要旨)

  • 経営

2020.01.06

清水建設株式会社
社長 井上 和幸

明けましておめでとうございます。年頭にあたり、一言ご挨拶を申し上げます。

今年は、シミズグループの役員・従業員が新しいシミズグループの構築に邁進し、昨年策定した長期ビジョンと中期経営計画の実現に向けて本格的な歩みを進める一年となります。その活動を進めるにあたり、皆さんに心がけていただきたいことを二つお話します。

一つめは、改革マインド溢れる社内風土をつくるということです。変化が激しい現代社会においては、長い歴史を重ねてきた企業であっても「昨日と同じように今日を過ごせば、明日を迎えられる」わけではありません。だからこそ、シミズグループの役員・従業員の一人ひとりが、視野を広げ、危機感と課題意識を持ちながら小さな挑戦を積み重ね、改革マインド溢れる社内風土の醸成に努めなければなりません。失敗を恐れず、情熱をもって挑戦をし続けることで、はじめて明るい未来を創ることができるのです。つまり、私たち一人ひとりの強い想いと実行力がビジョン実現の原動力になるのです。

もう一つは、風通しがよく、働きがい溢れる企業グループを目指そうということです。風通しがよければ、迅速・的確な情報展開が可能になり、組織としての対応力、経営のスピードが上がります。そしてなにより、働きがい溢れる職場環境は組織の活力とパフォーマンスを高めます。そうした環境は、職場に信頼関係があってこそ醸成できるものです。コミュニケーションの不全は不祥事の温床にもなりかねません。平素から上司・部下の関係なく、誰もが相手の話に耳を傾け、双方向の良好なコミュニケーションに努めましょう。

今年は東京オリンピック・パラリンピック競技大会が開催され、ダイバーシティやインクルージョンについて考える機会も多くなるでしょう。多様な人たちがそれぞれの個性と能力を活かし、会社の業績に貢献する。そうした企業の文化を育み、真に実現していくために、慣習や既成概念に捉われることなく制度やルールの改革に挑戦していきたいと思います。

以上

【以上、1月6日8時30分から本社シミズホールにて】

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