環境・サステナビリティ

環境とウェルネスで挑む ―清水中国社 上海オフィス

Environment & Wellness - Shimizu China Shanghai Office
環境とウェルネスで挑む ―清水中国社 上海オフィス

環境・サステナビリティ 環境とウェルネスで挑む ―清水中国社 上海オフィス Environment & Wellness - Shimizu China Shanghai Office

中国ではめざましい経済発展に伴い、「高品質・最先端」への需要が高まっています。清水中国社は、当社のダイバーシティ&インクルージョンの実践として、環境とウェルネスにフォーカスした先駆的なワークプレースづくりを行いました。

新オフィスで環境・ウェルネスの国際的スタンダードを達成

世界のオフィスビルの潮流として、省エネなど地球環境への配慮と、働く人の健康に配慮した視点が重視されています。国際的な評価基準として、建物の環境性能を評価する「LEED認証」、建物環境が健康に与える影響を評価する「WELL認証」があり、いずれもグリーンビル(環境配慮型建物)のベンチマークとして活用されています。中国でも多くの建物・オフィスがこれらの認証を取得し、認証発祥の米国を凌ぐ勢いです。

清水中国社は、新上海オフィスの内装でLEED v4「ゴールド」(2018年1月)とWELL v1「シルバー」(2018年7月)を取得しました。WELL認証の取得は中国で6事例目、清水建設にとっては世界で初の快挙となりました。
(2023年1月 WELL v1「シルバー」再認証)

清水中国社 上海オフィス

所在地
上海市浦東新区 前灘世貿中心1期A座2001室
規模
延床面積1,145m2
人員
115名

LEED認証:世界で最も利用されているグリーンビル評価システム

「LEED認証」は、エネルギーと大気、水、材料、室内環境など9つの領域の各評価項目で必須条件を満たしたうえで、選択項目でポイントを加算して評価するシステムです。
このオフィスは、昼光利用・LED照明などにより省エネ率マイナス7%、節水器具・水栓を用いて節水率マイナス45%を達成しています。(いずれも米国基準)
室内環境については、基準以上の換気率、ガラスパーティションにより眺望が得られるスペースの拡大、CO2モニタリングシステムによるCO2濃度監視及び会議室の換気システムとの連動などを実現しています。

WELL認証:働く人の健康を重視したワークプレース

「WELL認証」は、建物環境が人の健康に与える影響にフォーカスして、性能検証を含めて評価する認証システムです。
清水中国社が認証を取得した「WELL v1」は、空気、水、食物、光、フィットネス、快適性、こころの7領域の必須項目を満たすことが要件となっています。

新オフィス入居に際しての内装工事において、以下の対応を行いました。

空気:室内のCO2やVOC(揮発性有機化合物)、PM2.5他の濃度を基準内に維持するため、換気設備や建築材料・家具、空調用のフィルターに配慮。工事に伴う粉塵等が、階段室を伝って上下階に漏れ出さないように、工事区域を遮蔽して作業を実施
:水道水のろ過・浄化設備等を導入
:太陽光と人工光を組み合わせ、体内時計を整えるサーカディアン照明を採用

オフィスの使用開始後は、以下を実施しています。
食物:健康的な食生活を促進するポスターを掲示
フィットネス:マラソン、エコロジーサイクリングキャンペーン、テニス、バドミントン、フットサル等のイベント開催
快適性:人間工学的(エルゴノミクス)に快適なデスク・椅子・パソコンスタンドの採用
こころ:ウェルネスライブラリ、チャリティ活動、ファミリーデーの開催
移転後の調査では、7割超の従業員が「旧オフィスよりも満足度が向上した」と回答しています。

ウェルネスオフィスの発信地として

本プロジェクトの価値は、省エネとウェルネスという、ともすれば相反する要素を、同時に実現したことにあります。ビル内の1フロアという制約の下、シミズの知恵と技術力を結集することで、「LEED」と「WELL」双方の認証基準を満たすことができました。
本プロジェクトを通して多数の社員が、専門資格のLEED AP、WELL APを取得したことも収穫でした。
本プロジェクトで培ったノウハウと実績は、当社のワークプレースづくりの礎となり、現在、国内外のお客様への提案活動・認証取得コンサル業務に活かされています。

中国と清水建設

1984年の「北京京城大厦」の国際設計コンペで清水建設案が採用されたことを契機に、当社は1985年に中国における外資合弁建築設計会社の第1号である「建華建築設計社」を北京に設立。次いで、清水建設の駐在員事務所も設置して事業を開始しました。当初は、中国に進出する日系企業の技術協力や事務所の内装工事に携わり、1990年ごろより施設建設の受注を本格化。 2003年には上海に現地法人「清水建设(中国)有限公司」を設立しました。
これまで、大連・上海をはじめとする沿海部の経済開発区にて、日系企業を中心とした生産施設・研究施設・事務所を、多数手掛けてきました。現在は、非日系企業をターゲットとしたCM(コンストラクション・マネジメント)ビジネスの市場開拓にも注力しています。
今回ご紹介した清水中国社の環境・ウェルネスという新しい取り組みは、中国の先進企業にも注目され、大型プロジェクトの技術支援業務受託につながっています。

北京京城大厦
中国最大のEコマース企業 上海オフィス・ゲストセンター(技術支援業務委託)

記載している情報は、2026年3月3日現在のものです。
ご覧になった時点で内容が変更になっている可能性がございますので、あらかじめご了承ください。

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