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遮音バルコニー(騒音防止)

集合住宅のバルコニー越しに入ってくる交通騒音のエネルギーを最大70%、騒音レベルを5dB低減できる「遮音バルコニー」を開発、その実用化に目途をつけました。騒音の低減効果については、建設中の高層マンションで実施した実証実験や模型実験で確認済みです。一連の技術開発に当たっては、九州大学・藤原恭司(きょうじ)名誉教授から技術指導を受けました。

概要

開発した遮音バルコニーは、上階バルコニー下面に設置する直接波用と回折波用の二種類の騒音反射パネルで構成されます。表面が平らな直接波反射パネルは、騒音が直進して上階バルコニー下面へ入射する位置(外側)に騒音の入射角度に対して直角になるように設置します。一方の回折波反射パネルは円弧状の窪みをつけており、直接波反射パネルの内側(外から見て後ろ側)に設置します。いずれの反射パネルも、上階バルコニー下面に入射してくる騒音を住戸外に反射します。

メリット

  1. 遮音バルコニーの採用により、サッシの防音性能をワンランク下げることができます。これにより、騒音対策上、二重窓が必要であった場所においても一重窓で済むようになるので、眺望が開けるとともに、居住性が向上します。
  2. 交通騒音が激しく防音性能が最高ランクのサッシ(二重窓)でも騒音対策の難しかった場所においても、遮音バルコニーを併用することで対策が可能になります。
  3. バルコニー天井面に設置する吸音材よりも防音性能が優れており、吸音材では効果の得難い低周波数域の騒音に対しても低減効果を発揮します。

また、騒音反射パネルをバルコニーと一体製作(コンクリート製)した場合のコスト試算では、サッシの防音性能がワンランク下がる分のコスト減で製作費を吸収できました。

遮音バルコニーの概要
遮音バルコニーの概要

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