職種紹介

Work
SHIMZ Person
清水建設の人

職種一覧

新たなプロジェクトを
発掘・進行する仕事

  • 営業は、お客さまのニーズ収集から市場動向の調査・分析、工事発注に向けた戦略の企画立案、社内各部署との調整まで、多岐にわたります。お客さまにとって、建設工事は数億、数十億円ともなる大きな買い物。しかも、建設業の場合、建造物が完成してから購入できるわけではありません。だからこそ、商談時にはまだイメージしかない建造物が、最終的に最高の「カタチ」となるよう、常に全力を尽くします。
    しかし、営業の手法は、唯一無二。一人ひとりの営業担当者が、自らの個性を武器にお客さまとの信頼関係を築いています。一方で、長年かけて構築した信頼関係をしっかりと次世代につないでいくのも大切な仕事。特筆すべきは、建造物のお引渡しが済み、お客さまから「ありがとう、また頼むよ」と言われた時の充実感でしょう。それこそが、営業の最大の喜びと言えるかもしれません。
  • 投資開発本部は、おもに投資用不動産を開発し、運営および売却することで収益を獲得する部門です。おもな投資対象は、オフィスビルや住宅(マンション)、商業施設、物流施設など。案件組成スキームは、当社単独での現物(土地や建物)取得から、特定目的会社への出資まで、多岐にわたります。また、取引先を中心に、不動産開発を通じた幅広いソリューション提案も積極的に実施。設計や施工に加え、新規案件情報の収集やリスク管理まで手掛けるため、当社の総合力を結集した部門のひとつといえるでしょう。
  • 「開発計画」は、(1)首都圏などに見られる大規模な都市再生事業、(2)大規模工場跡地などの土地有効活用、(3)PFIなどの公民連携型複合開発、(4)市街地再開発事業や共同ビル・マンション建替えおよび多彩な開発プロジェクトの企画・計画立案、および推進です。また「不動産開発」は、オフィスビルや住宅(マンション)、商業施設、物流施設などの投資用不動産を開発し、運営および売却することで収益を獲得する仕事。案件組成スキームは、当社単独での現物(土地や建物)取得から、特定目的会社への出資まで、多岐にわたります。
    どの案件も複雑な条件が絡み合っており、特定のお客さまだけでなく、各関係者との調整も必要になります。そのため、営業、設計、施工、技術・エンジニアリング、投資開発など、関連部署と連携を図り、全社を挙げた総合的なソリューション提供が求められます。つまり、「開発計画・不動産開発」は、自ら土地利用・交通・事業方式などのプランニングや関係者調整シナリオを検討すると同時に、社内外連携の中核を担っています。

最新の建設技術や
ソリューションを提供する仕事

  • 土壌環境エンジニアリングは、土壌汚染の対策における初期の相談から、土壌の調査・対策・保全、そして土地活用にいたるまでの一貫したサービスを提供します。法律や条例に関する情報をはじめ、汚染物質の化学的・物理的特性、浄化技術、施工時の安全性など、多様な知識と経験が必要となります。そして、環境、土木、化学などの専門的なバックグラウンドを持ったエンジニアたちが一丸となってプロジェクトを進めます。若手社員も、早い段階から責任のある仕事をまかせられます。この仕事の醍醐味は、プロジェクトの初期段階から土壌の浄化完了までのプロセスに一貫して携わることができることと、お客さまや職人さんなど、幅広い人々と関わりを持ちながら、さまざまな技術的課題に対して一緒に挑戦していけることにあります。
  • プラントエンジニアリングは、化学品・医薬品・食品工場など、さまざまな分野のプラント(生産設備)の建設に携わり、営業から設計、施工、試運転、メンテナンスまで、一貫した業務を行っています。活躍の場も国内・海外を問わず、幅広い分野の仕事を経験することができます。スタッフも若い技術者が多く、化学工学、機械工学を学んだ人から、電気・制御工学、環境工学を学んだ人まで、さまざまな人財が活躍中です。若いうちから主体的にプロジェクトに参加し、全体をまとめていくという、責任ある仕事をまかされることも少なくありません。それは、建設会社である当社のエンジニアリングだからこそ味わえるやりがいです。自らプロジェクトをまとめていくことでマネジメントの手法を学ぶことができ、プラントができあがっていく様子を肌で感じることもできます。完成時には、このうえない達成感を得られるでしょう。
  • 新エネルギーエンジニアリングは、太陽光発電(メガソーラー)や風力発電(陸上・洋上)を中心に再生可能エネルギー分野の発電施設の建設に携わり、企画・提案から設計、施工、メンテナンスまで一貫した業務を行っています。電気・電子、機械、土木の専門分野を持ったエンジニアたちが技術、経験、知恵を結集して、プロジェクトをチームワークで創り上げていきます。 今後、可能性が広がる分野であり、海洋エネルギー、地熱・バイオマス・小水力発電などに取り組み、その可能性を追求していきます。プロジェクトは、全国各地、多種多様であり、新たな挑戦の連続です。エンジニアにとってやりがいと達成感が大きい仕事です。プロジェクトを支える技術力、マネジメント力に加え、チャレンジ精神や開拓精神が求められる職種です。
  • 情報エンジニアリングは、IT技術を展開し建物に付加価値サービスを提供しています。その高い技術力が評価され、建設業では唯一、経済産業省からシステムインテグレータの認証を取得しています。電気・電子・情報・システム・機械などの工学分野を学んだ情報エンジニアたちが「ITで施設価値を高めるには?」「地球にやさしい施設は?」などを、常に考えながら働いています。実際に取り扱うシステムは、ビル管理システム、セキュリティシステム、ネットワーク&マルチメディア、さらに物流システムや工場内搬送システムなど、多岐にわたります。長年培われた建築技術と最先端のIT技術との融合により、提案から設計、さらには施工やメンテナンスまで最適なシステムを提供するのが当社ならではの情報ソリューション。お客さまのニーズに合わせて提案したシステムは、この世に二つと同じものが存在しません。そのため、やりがいはとても大きなものです。
  • 建築(生産技術)スタッフには、3つの役割があります。1つ目は、プロジェクトのサポート。大規模な工事や技術的に難易度の高い工事では、綿密な計画の作成がプロジェクト成功の鍵となります。目標は、より安全で、品質・コスト・工期面でも有利となる施工方法を提案すること。施工途中に発生した課題に対しても、技術力と経験をフルに活用して解決にあたります。2つ目は、生産技術の開発と展開。建築生産に関連した技術開発も大きな役割のひとつです。今、現場では構工法の開発や施工の機械化など、生産の革新や環境への配慮につながる技術開発が求められています。そして開発した技術の活用展開を図り、現場の生産性向上や品質確保に貢献するのも大切な業務です。3つ目は、建築生産における情報化。ITを活用して、業務の効率化を図ります。最近では、三次元CADを中心としたBIM(Building Information Modeling)の活用による設計・施工プロセスの効率化など、最新の情報技術を活用し、建築生産の改革を進めています。

建造物の形や性能を考える仕事

  • 意匠設計は、企画・構想の段階から社会情勢や合理性、竣工後のメンテナンス性までを考慮し、専門部署と協同しながら図面に表現していきます。
    当社の設計組織は、日本で最も古い設計組織です。明治19年に、辰野金吾の弟子たちを迎え、「製図場」が創設されて以来、現在にいたるまで数多くの優れた作品を世に送り出してきました。最近では、環境問題、さまざまな法規制の強化、急激に変化する市場経済など、建築を巡る条件や要望はますます広範になっています。複雑化する問題を解決するには、総合力と迅速な対応が必要とされ、設計施工一貫方式へのニーズが高まっています。意匠設計者を軸に、社内が一貫した体制で対応することにより、お客さまの意向を反映しやすく、責任も明確になり、より要望にあった建物をつくることができます。さらに、工程の合理化・短縮を実現し、デザインと技術のバランスがとれた建物の建設が可能となります。
  • 構造設計は、建物の「骨格を設計すること」が仕事。建物には、時に、地震や台風などの自然の力が作用します。それらの外力を想定し、安全な骨格を設計することが、私たちの使命。もちろん、建物内で生活する人が快適に過ごせるよう、建物の機能や空間のスケール感を理解しながら設計を進めます。さらに、お客さまや関係者に、自然の力や建物の持つ性能を説明し、理解していただくことも重要。構造には、建築基準法という厳格なルールがありますが、答えはひとつではありません。コンクリートでつくったり、鉄骨でつくったり、選択肢は数えきれず、日々、時代のニーズに対応しながら最適な答えを探しています。そのために、当社の技術研究所と共同で新技術を開発し、実用化することもあります。私たちの仕事は、お客さま、意匠設計、設備設計、研究所、建設現場の仲間たちとひとつの目標に向かって建物をつくりあげる、大変やりがいのある仕事です。
  • 設備設計は、意匠設計スタッフ、構造設計スタッフと協力しあい、建物の設備全般(空調・衛生・電気・情報)にわたる設計を行っています。プロジェクト遂行にあたっては、案件ごとに多彩な人財と組織が横断的にチームを組み、お客さまのニーズを分析。建物の運営からメンテナンスにいたるまでの一貫した流れのなかで、お客さまの満足を得られる設備設計を提案します。大切なのは、その建物に最適な建築設備を目指すこと。今後は、さらなる多様化・高度化していく社会に応えるため、従来の空調・衛生・電気・情報設備などにとどまらず、性能や安全性、エネルギーの効率化の追求とともに、人々の感性をも満足させる多種多様な技術開発に挑戦します。テーマは、地球環境を考慮した「快適化・エネルギーの有効活用・高度情報化・高性能環境の実現」など。ハードとソフトの両面を兼ね備えた総合技術力のさらなる発展を目指します。
  • 原子力設計の業務は、原子力発電所・火力発電所に関して、設計から建設、廃炉、再利用までの各フェーズにおけるエンジニアリングと技術開発に携わります。具体的には、(1)地震動評価や地盤・建物相互作用などの設計用荷重の設定や技術開発、(2)免震・制震などの新技術の開発を含めた安心・安全を重視した建物・構築物の耐震設計、(3)工期短縮や安全性の向上を目指した効率的な施工方法に関する技術開発や施工支援、(4)廃炉や資材の再利用・長寿命化に関する技術開発などです。近年、地球温暖化対策として、発電時に温室効果ガスを排出しない原子力発電所に注目が集まり、同時に原子力施設の災害時の安全性への関心も高まっています。当社はこれらの分野において業界トップレベルの技術力を有し、お客さまである電力会社や国の機関からも高い評価を得ています。原子力施設は建物の規模が大きく、複雑なため、業務においては粘り強く、コツコツと、間違いのない仕事を続けることが求められます。一方で関連する技術は日々進歩していることから、新しい技術を積極的に取り入れていく柔軟性も必要です。
  • 「営業支援」「現業支援」「技術開発」の3つが主な業務。「営業支援」は、公共事業では施工検討および解析業務、民間事業では本設構造物の設計および景観のデザインを行います。「現業支援」は、文字通り、施工中の現場の支援。特に土木構造物の施工を支援する際は、土や水などの自然が相手なので、十分な事前調査が必要です。必要に応じて調査から解析、修正設計までを担います。また、当社の技術研究所や専門家とともに、日夜、新しい「技術開発」に取り組んでいます。
  • 土木分野では大型機械の 導入や大容量の電気使用もあるため、これらに関する技術的な検討や現場での機械の調達、電気設備の計画など、施工設備の管理を行っています。具体的には、現場のニーズに合わせ、機械・電気技術による新工法の開発や施工の合理化を図ったり、それに関わる施工機械の開発を行う仕事と、実際現場でタワークレーンやコンクリート製造設備、電気設備などの施工設備の施工計画の立案・管理を行う仕事があります。

現場でものづくりをする仕事

  • 建築は、「設計図書を基に実際に建物をつくる」仕事です。その核となるのが施工管理業務で、多種多様な専門工事会社を管理・監督しながら、設計図に忠実に建物をつくりあげていきます。職人さんが工程通りに作業できるよう調整したり、図面通りに進行しているかを確認したり…悪天候などの予期せぬ事態とも対峙しながら、常に最善策を考え、最終的に建物として機能するように息を吹き込んでいくのです。 また、建築の場合、形状が複雑で設計図の情報だけでは施工することができないため、形にするための「施工図」を作製することも特徴のひとつです。さらに、お客さまや設計者、諸官庁との折衝も重要な業務であり、施工プロセスにおける一連のマネジメント業務を、品質・コスト・工程・安全・環境の各面に留意しながら推進していきます。多くの人と価値観を共有し、皆でひとつの建物をつくりあげる喜びは、建築ならではの醍醐味といえるでしょう。
  • 土木は「社会基盤づくりの担い手」ともいえる、誇りある仕事です。見る者を圧倒する大迫力が魅力でもあります。土木施工の役割は、道路・橋梁・トンネル・空港・港湾施設などの社会基盤の整備にあたり、最前線で「ものづくり」=施工の管理を行うことです。具体的には、まず、工程や施工方法など「工事をどのような方法で完成させるか」について施工計画を立案。それに基づき、専門工事会社に指示を出し、品質・コスト・工程・安全・環境の各面を管理しながら工事を進めていきます。当社の土木施工は都市機能を支える交通インフラの整備にとどまらず、業界一の実績を誇る液化天然ガス(LNG)地下式貯槽や地下石油備蓄基地など、エネルギーインフラの構築にも力を発揮しています。そうした豊富な実績は内外から高い評価を受け、発展目覚しいアジア圏をはじめ、海外のインフラを整備するビッグプロジェクトを担当しており、グローバルに社会の発展に寄与しています。
  • 設備施工は、建物内の設備の施工管理を行います。電気(照明器具やエアコン、パソコンなどを動かす電気の供給)、給排水・衛生(洗面所、トイレなどの水の供給・排水)、空調(温・湿度など、居住環境を整える空調システム)は、人体に例えるなら心臓や血管、神経のようなもの。私たち設備施工は、それぞれの分野の専門工事会社を、品質・コスト・工程・安全・環境の各面について総合的にコントロールし、お客様のニーズに応えると同時に、維持管理のしやすい建物をつくることが仕事です。工事にあたっては、建築・設備が一体となるよう工夫するなど、合理的な施工を目指しています。近年では、完成後に建物が稼働した後の、省エネを含めた設備の維持管理運転も大切になっており、その領域まで私たちの役割として大いに期待されています。
  • 作業所事務は、建設現場のなかで、施工以外のあらゆる業務を担当します。作業所をひとつの会社とするならば、そこで動く何億・何十億というお金の収支をチェックする経理、近隣の対応や式典の準備・運営、庶務全般を行う総務、施工系社員の勤務状況や健康管理などを行う人事、これらすべての役割を担います。建造物が建設されていく過程で、いかに工程が円滑に進むか、いかに施工系社員や職人さんが力を発揮する環境を整えるかが、作業所に勤務する事務担当者の腕の見せどころ。現場のダイナミックな進行過程を日々目のあたりにできる、文系職種のなかでは最も「ものづくり」を身近に感じる仕事でもあります。

会社経営・運営を担う仕事

  • スタッフ業務には、総務・法務・広報・経理・人事・秘書など、専門性の高いさまざまな部署があります。会社経営に携わることはもちろん、建設事業を行うにあたって発生するリスクの管理など、すべての事業活動をより円滑に行うための根幹に関わる重要な役割を担っています。実際に建設現場の最前線に立って仕事をするわけではありません。しかし、法律や会計など、それぞれの専門的な側面から、着実に会社の将来を見据え、現場がより良い「ものづくり」ができるように最高のステージを用意します。それぞれの現場で求められるステージが異なるなか、会社にとって最善の方法は何かを考える…それがスタッフ業務の面白さでもあります。
  • 情報システムは、「情報インフラや全社共通システムの企画・整備・管理を行うこと」が仕事になります。例えば、ビル・ダム・橋・トンネルといった建造物は、完成までに何年もの歳月を費やし、その後も数十年にわたり使い続けていくもの。これを実現するには、営業・設計・施工・技術・環境・維持管理・管理部門など、多くのプロフェッショナルの協力が必要です。それぞれの仕事の連携を円滑にし、当社の総合力を発揮するためにも、情報システムは必要不可欠な業務です。時には各方面から、「新しい業務を始めたい」「今の業務のやり方をより良くしたい」といった相談が寄せられることもあります。人がやらなければならない仕事とシステム化できる仕事を区分けし、最適な業務の仕組みを考えることも、情報システムの大切な役割。他にも、図面をはじめ、膨大なデジタル情報を管理・共有・活用するシステムの構築も行います。もちろん、仕組みやシステムをつくることだけが目的でなく、利用されて効果を発揮してもらうことが大切です。

文系理系不問/SV採用

SV採用は学生時代の専攻に関わらず建設事業の枠組みを越え、新たな価値を提供し、今後成長が見込まれるビジネスに携わっていただきます。
具体的な仕事内容の例は下記です。
  • 国内外で多岐にわたる不動産ビジネスの積極的展開(投資開発事業等)
  • 脱炭素社会と安全・安心・健康な生活環境の実現(エンジニアリング事業)
  • 建物・インフラエネルギー、まちのライフサイクルにわたる価値の持続的向上(BSP事業/エネルギー・インフラ運営事業/ICT・スマート事業)
    ※BSP事業:竣工後の施設運営管理サービスを総合的に提供する事業
  • 宇宙と地球のフロンティアに向けた新しい技術・構想の事業化(海洋開発/宇宙開発/自然共生開発)
専攻マトリクス