Our Heritage

Column

清水建設には、創業以来210余年にわたって受け継がれてきた有形・無形の財産があります。
このコラムでは、学術的にも文化的にも高い評価を受けている有形の財産について、時々の人物や作品、出来事などを通じて紹介します。

第47回　シミズが手掛けた歴史的建造物
横浜市開港記念会館 new

「ジャックの塔」の愛称で親しまれる横浜のシンボル、横浜市開港記念会館…

第46回　シミズが手掛けた歴史的建造物
聖路加国際大学聖ルカ礼拝堂

1869（明治2）年、東京・築地に外国人居留地が設置され…

第45回　シミズが手掛けた歴史的建造物
東武鉄道浅草駅ビル
（現：EKIMISE（エキミセ））

季節を問わず国内外の観光客でにぎわう町・浅草。同じく人気の観光地である日光・鬼怒川方面…

第44回　シミズが手掛けた歴史的建造物
旧第一銀行横浜支店
（現：横浜アイランドタワー）

横浜には数多くの歴史的建造物が残されています。その中でも印象的な建物の一つに…

第43回　シミズが手掛けた歴史的建造物
東京大学総合図書館

文京区に広大な敷地を誇る東京大学本郷キャンパス。数ある歴史的建造物の中で、安田講堂と並ぶ中心的存在に…

第42回　古くからお付き合いのあるお客様
資生堂

化粧品のトップメーカーである資生堂が、今年創業150年を迎えます。当社との関わりは大正時代に…

第41回　シミズが手掛けた歴史的建造物
明治記念館本館

明治神宮野球場があることで知られる明治神宮外苑。その一角に明治初期の外交儀礼施設として現存する…

第40回　シミズが手掛けた歴史的建造物
佐原三菱館（旧川崎銀行佐原支店）

国の重要伝統的建造物群保存地区に選定され、古い町並みが残る町、千葉県香取市の佐原…

第39回　「迎賓館赤坂離宮」

各国から来日した国賓・公賓らをもてなし、首脳会談や調印式の会場ともなる「迎賓館赤坂離宮」。明治期洋風建築の集大成とも…

第38回　「製粉ミュージアム本館」

製粉業トップメーカーの日清製粉グループ創業の地、群馬県館林市に建つ製粉ミュージアム。すっきりとした外観の本館は…

第37回　「松籟（しょうらい）閣（旧平澤家住宅）」

2018（平成30）年8月、朝日酒造創立者の邸宅だった「松籟閣」が国の重要文化財に指定されました。当社は、1934（昭和9）…

第36回　「岩手銀行赤レンガ館」

盛岡市内を流れる中津川のほとりに建つ国指定重要文化財「岩手銀行（旧盛岡銀行）旧本店本館」。約百年の間、銀行として営業…

第35回　「湘南港（江の島ヨットハーバー）」

鎌倉時代から武士の信仰を集め、近年はマリンスポーツのメッカとしてにぎわう神奈川県・江の島。その東南部に開かれた湘南港は…

第34回　「ホテルニューグランド本館」

開国と同時に、海外との玄関口として発展を続けてきた港湾都市・横浜。開港直後から、港近くにはたくさんのホテルが建ち並びました…

第33回　「三越日本橋本店」

江戸時代から日本橋の顔として、長い歴史と伝統を持つ三越日本橋本店は、1914（大正3）年の新築から幾度もの増改築を重ねています…

第32回　「工事年鑑」

明治から昭和にかけて、当社はさまざまな建築作品集を刊行してきました。その一つに、工事実績を年ごとにまとめて刊行した「工事年鑑」があります。…

第31回　「住宅建築圖集（ずしゅう）」と「ホテル建築圖集」

1858（安政5）年に結ばれた日米修好通商条約によって横浜、神戸などが開港すると、日本に西洋文化が一気に流入しました。この…

第30回　「清水組技術部設計建築作品集」

1915（大正4）年10月、個人経営形態であった清水満之助店は会社組織へと改組し、合資会社清水組を設立しました。これを記念…

第29回　「清水方建築いへの寫眞（しゃしん）」と「清水方建築家屋撮影」

明治時代、当社は積極的に近代洋風建築に取り組み、多くの建物を手掛けてきました。その完成を記念し…

第28回　四代技師長岡本銺太郎の製図道具

現在ではCADで作成することがあたりまえの設計図面ですが、プロッター出力が主流となるまで、図面は設計者の手書きによる…

第27回　墨壺と清水組大工道具箱

当社の歴史は、初代清水喜助が1804（文化元）年、神田鍛冶町で大工業を開業したことに始まります。木造建築が主流の当時…

第26回　深川旧渋沢栄一邸階段手すりと棟札（むなふだ）

「日本資本主義の育ての親」であり、当社の相談役として今日の経営の基盤を築いた渋沢栄一。渋沢が東京に構えた邸宅の多くは…

第25回　神殿（三囲（みめぐり）稲荷内社殿模刻）

東京都墨田区向島、隅田川のほとりの閑静な杜に鎮座し、三井グループの守護神として崇敬されている三囲（みめぐり）神社（別名：三囲稲荷）。この内社殿は…

第24回　『彩色設計図』にみる清水組の建築作品

『彩色設計図』は、1905（明治38）年から1923（大正12）年にかけて、清水建設の前身である清水満之助店および合資会社清水組が手掛けた…

第23回　歴史に残る建造物（その11）「旧唐津銀行本店」

佐賀県唐津市の中心部に立つ「旧唐津銀行本店」。
小規模ながら、壮麗な外観で人目を引くこの洋館が完成したのは…

第22回　歴史に残る建造物（その10）「世界平和記念聖堂」

第二次世界大戦の終戦から9年後の1954（昭和29）年、原爆の爪跡が残る広島市に完成した世界平和記念聖堂。平和への祈りを込め、被爆した教会跡地に建設された…

第21回　歴史に残る建造物（その9）「石橋徳次郎邸（現・石橋迎賓館）」

福岡県久留米市役所のほど近くに、ひときわ瀟洒で美しい洋館があります。清水組の手で1933（昭和8）年に完成したこの建物は…

第20回　歴史に残る建造物（その8）「第一生命館（現・DNタワー21）」

東京・日比谷の皇居お濠端の水面に、端正で美しい姿を映し出す「DNタワー21（第一・農中ビル）」。その前身の建物の一つ「第一生命館」は…

第19回　歴史に残る建造物（その7）「国立西洋美術館本館」

東京・上野公園内に建つ国立西洋美術館本館は、近代建築の巨匠、ル・コルビュジエ（※1）が手掛けた日本で唯一の作品です。ル・コルビュジエの基本設計を受け継ぎ…

第18回　歴史に残る建造物（その6）「碌山（ろくざん）美術館」

1958（昭和33）年、北アルプス連山の麓、信州安曇野・穂高町に完成した碌山美術館。
小規模ながらモダンなつくりで…

第17回　歴史に残る建造物（その5）「歌舞伎座」

歌舞伎の専用劇場として1889（明治22年）に開場した東京・銀座の「歌舞伎座」。その建物は、改築と2度の焼失により、3度姿を変えています。四代目となる…

第16回　歴史に残る建造物（その4）「百五銀行山田支店」

1918 (大正７)年に竣工した百五銀行山田支店（三重県伊勢市）。この施工を機に、当社は百五銀行から大きな信用を得ます。施工にまつわるエピソードを…

第15回　奈良に息吹くシミズの伝統

当社が手掛けた伝統建築の復元・修復工事を語る上で欠かせないのが、法輪寺三重塔の復元工事と東大寺金堂の昭和の大修理です…

第14回　歴史に残る建造物（その3）「村井吉兵衛別邸『長楽館』」

京都の観光名所・円山公園の一角に、レストランやカフェとして使われている、ひときわ美しい洋館「長楽館」があります。清水満之助店の施工により…

第13回　近代建築の巨匠「辰野金吾」と当社のつながり

日本人の手によって本格的な西洋建築が登場するのは、1879（明治12）年以降のこと。その立役者の一人が辰野金吾博士です。当社は、多くの名建築を残した…

第12回　歴史に残る建造物（その2）「矢作（やはぎ）水力泰阜（やすおか）発電所」

当社の土木史を語る上で欠かせない工事の一つが、泰阜発電所。本格的な重力式コンクリートダムとして、1936（昭和11）年に建設されました。当時…

第11回　歴史に残る建造物　「国立屋内総合競技場（主体育館）」

1964（昭和39）年、第18回オリンピックがアジアでは初めて、東京の地で開催されました。その記念碑的建物となったのが国立屋内総合競技場です。水泳競技用施設として…

第10回　絵図で辿る三大洋風建築　「為替バンク三井組」（下）

1874（明治7）年の為替バンク三井組竣工時、二代喜助は59歳を迎えます。築地ホテル館、第一国立銀行を手掛けながら、喜助は西洋建築の意匠や構造様式など…

第9回　絵図で辿る三大洋風建築　「為替バンク三井組」（上）

第一国立銀行の竣工から2年後の1874（明治7）年2月。再び、二代喜助の設計施工による名建築が誕生します。日本橋駿河町（現中央区日本橋室町）の…

第8回　絵図で辿る三大洋風建築　「第一国立銀行」（下）

日本橋兜町4丁目、みずほ銀行ビルの外壁に「銀行発祥の地」と記された銅板を見ることができます。まさしくここが…

第7回　絵図で辿る三大洋風建築　「第一国立銀行」（上）

1872（明治5）年2月、銀座大火により焼失した築地ホテル館からバトンタッチされるかのように、その4カ月後、…

第6回　絵図で辿る三大洋風建築　「築地ホテル館」（下）

築地ホテル館は、文明開化の時代を象徴する最も初期の洋風建築です。これまで多くの研究者たちが、錦絵やわずかに残る史料を基に…

第5回　絵図で辿る三大洋風建築　「築地ホテル館」（中）

日本にとって洋風建築の始点となる築地ホテル館や第一国立銀行は、建物の特徴から『擬洋風建築』とも呼ばれています。文明開化の…

第4回　絵図で辿る三大洋風建築　「築地ホテル館」（上）

1868（慶応4）年9月、元号が明治に改まり、新政府は国の近代化に向け積極的に西欧文明を導入し始めました。それは建築分野においても…

第3回　浄衣（じょうえ）と国名（こくめい）が物語る初代喜助の功績

工学会が1927（昭和2）年に発行した『明治工業史建築編』の「清水店」と題した当店紹介文書の中に、次のような記録が残されています…

第2回　江戸城に思いをはせる

1838（天保9）年3月、55歳となった初代清水喜助は、焼失した江戸城西丸の再建工事に藤沢清七（後の二代喜助）を伴い参加します。喜助は…

第1回　初代喜助ゆかりの品々

富山で生まれた初代清水喜助が、神田鍛冶町で大工業を開業したのは1804（文化元）年。21歳の時です。その後の活躍を物語る資料は…