「災害関連死ゼロ」を目指すTKB48避難所訓練を熊本市で実施

~熊本地震10年事業として、官民連携による避難所統合運用モデルを実証~

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2026.05.16

株式会社シェルターワン
清水建設株式会社

避難所環境の抜本的な改善により災害関連死ゼロを目指す(株)シェルターワン〈本社:江東区、代表:児島功〉は、熊本市が主催する「熊本地震10年事業 TKB48避難所訓練」を企画、16日(土)9時から、会場となるアクアドームくまもと(熊本市南区)で避難所の設置・運営訓練を開始しました。本訓練では、災害発生から48時間以内にトイレ(T=Toilet)、キッチン(K=Kitchen)、ベッド(B=Bed)を設置する〝TKB48〟を実践し、訓練参加者(避難者及び支援者)に清潔なトイレ、温かい食事、安心して眠れる寝床を早期に提供することで、避難生活に伴う心身の負担を軽減し、災害関連死を防ぐ実効性の高い運用モデルを検証します。

シェルターワンは、清水建設(株)〈本社:中央区、社長:新村達也〉のコーポレートベンチャリング制度により、2025年4月に設立された防災スタートアップです。頻発・激甚化する災害に備えて、避難所を「広域運用する社会インフラ」と定義し、被災者の健康・尊厳・生活再建を支える官民連携の避難所統合運用システムの社会実装を進めています。2025年には長野県・佐賀県・神奈川県で実証訓練(POC)を計4回実施しており、今回の訓練を経て、全国各自治体での広域連携モデルの本格検証フェーズへと進みます。こうした活動を通じ、①TKB48をはじめとする現場運営手法の標準化・ユニット化・機動力化②広域での資機材調達と現場運営を支えるデジタルプラットフォーム「S.O.M(Shelter Operation Management)」の構築を目指します。

今回の訓練は、15日(金)~18日(月)までの4日間を予定しています。訓練のシナリオは、15日(金)に熊本市直下を震源とする震度6強~7の激しい揺れを観測、市内各地で家屋の被害や生活インフラが麻痺して在宅避難が困難となった市民が急増、熊本市がシェルターワンと連携しアクアドームくまもとにTKB48避難所を設置・運営する、というものです。

訓練の行程は、15日(金)に熊本港臨時駐車場(熊本市西区)に九州各地から発送された資機材を集積、16日(土)早朝から指定避難所となるアクアドームくまもとへの資機材の輸送、荷降ろし、避難所の設置・運営といった順に展開され、18日(月)の資機材の撤収をもって全行程が終了します。

視察を含め、参加する自治体は熊本県及び九州他県から31、民間企業・災害支援団体は35を数えます。居住用シェルター、トイレカー、キッチンカー、段ボールベッド、通信・電源設備などを用い、資機材の輸送・設営から避難所運営、食事提供、要配慮者対応、情報共有までを、多数の自治体、企業、支援団体がひとつの統合オペレーションシステムのもとで実施することが本訓練の最大の特徴です。これは、単一自治体では担いきれない大規模災害に対して、いかに広域連携し、対応するかを検証する、政策的意義の高い取り組みでもあります。あわせて、熊本地震の記憶の風化防止と次世代への防災教育を目的として、小学生と保護者計41人が16日(土)と17日(日)の2日間にわたり避難所での宿泊訓練に参加する、初めての試みも行います。

シェルターワンは、本訓練を単発の防災イベントではなく、避難所運営を平時から訓練・標準化・ネットワーク化するための社会実装プロセスと位置づけています。今後、自治体、民間企業、NPO、専門職能団体等、連携先をさらに拡大し、資機材・人材・情報・運用手順を統合する「S.O.M」の構築を進めます。これにより、災害時に被災自治体だけに過度な負担が集中する従来構造を改め、広域的な相互支援により被災者の健康と尊厳を守る、新たな国家レジリエンス基盤の形成を目指します。

熊本地震10年事業 TKB48避難所訓練の概要

実 施 日 5月15日(金)~18日(月) ※連続4日間
実施場所 資機材集積場所:熊本港臨時駐車場(熊本市西区新港1丁目)
避難所設営場所:アクアドームくまもと(熊本市南区荒尾2丁目1-1)
シナリオ 熊本市の直下を震源とする立田山断層地震の発生により、市内で震度6強~7の激しい揺れを観測。市内各地で家屋被害、広域停電、断水、道路損傷など生活インフラが麻痺した影響で、在宅避難が困難となった市民の指定避難所への避難ニーズが急増。熊本市は、シェルターワンと連携して、熊本港に資機材を集約。アクアドームくまもとに「広域支援受入拠点避難所」を開設・運営する。
日  程 5月15日(金) 設営準備(資機材の集積)
5月16日(土) 資機材の輸送・避難所の設営、宿泊訓練(1日目)
5月17日(日) 宿泊訓練(2日目)
5月18日(月) 避難所の撤去・資機材の輸送
主  催 熊本市
企画・マネジメント (株)シェルターワン
アドバイザー (一社)避難所・避難生活学会
宿泊訓練参加者 70名
・一般参加者41名(小学生+保護者)
・その他 運営チーム、災害支援団体、行政職員等29名
訓練参加者 100名~120名
見学参加者 150名~200名を想定
訓練参加自治体 熊本市、福岡市、久留米市、佐賀市、長崎市、佐世保市、大分市、宮崎市、鹿児島市(計9自治体、他に22自治体が視察)
訓練参加企業・団体 (有)エス・エー・エス・シー・ジャパン、(株)TCL、(株)アクティオ、(株)NTT Landscape、(株)YUASA、(株)タニモト、WASHハウス(株)、SHARP(株)、ユーティリティソリューションズ、(株)明電舎、(株)フジムラ、西川(株)、Jバックス(株)、セイノーホールディングス(株)、ジャパンセキュリティーサービス(株)、NTT西日本(株)、宝来メデック(株)、ZEROCO(株)、(株)シェアダイン、(株)タイミー、あいおいニッセイ同和(株)、サンスター(株)、(株)ワンステップ、(株)フィッツコーポレーション、(株)シェルターワン、清水建設(株)、(一社)日本寝具寝装品協会、(株)ハレコンテナ、共同組合熊本清掃公社、サンコーコミュニケーションズ(株) (計30企業・団体)
訓練参加支援団体 日本赤十字社熊本県支部、
特定非営利活動法人ピースウインズジャパン
認定NPO法人日本レスキュー協会、KVOAD
熊本県キッチンカー協会
(計5団体)

以上

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