ネパール「シンズリ道路」緊急復旧工事を受注

~重要幹線道路の早期復旧に貢献~

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2026.05.08

清水建設(株)<社長 新村達也>は、ネパール連邦民主共和国(以下、ネパール)のインフラ交通省道路局から、洪水被害を受けたシンズリ道路の緊急復旧工事を受注しました。受注金額は約21億円です。本プロジェクトは、2024年9月に発生した豪雨によって甚大な被害を受けた幹線道路「シンズリ道路」の早期復旧に向けて、日本の無償資金協力(ODA)プロジェクトとして計画されたものです。

対象のシンズリ道路は、日本の無償資金協力によって整備された総延長160kmの幹線道路です。南側の隣国インドに接する東タライ地域と首都カトマンズを結ぶ交通や物流の要衝として、ネパールの社会・経済の発展に欠かせない重要な役割を担ってきましたが、2024年9月に、同国の観測史上、最大となる豪雨が発生。道路や斜面の崩壊など甚大な被害が生じました。現在、道路利用者の安全確保と社会経済活動の維持に向けた早期復旧が喫緊の課題となっています。

今回の緊急復旧工事の対象は、カトマンズから車で約3時間の距離にあるネパールトック西部の約3kmの区間です。復旧工事では、既設道路と同様の線形で、既設1.5車線を2車線道路(路肩を含めた幅10m)に拡幅します。具体的には盛土工、擁壁工、舗装工(護岸の擁壁工や崖崩れ箇所の撤去工なども含む)を実施する計画です。

工期は2027年12月末までの2年弱を予定。緊急性の高い工事であるため、今後、コンサルタントによる詳細設計が、施工会社である当社からの工期短縮などの提案も踏まえて行われ、その後、実工事に着手する予定です。この復旧工事により、シンズリ道路の通行の安全性が確保され、地域の物流や人々の移動が再び活発化することで、ネパールの社会経済活動のさらなる発展が期待できます。

当社は1978年にネパールに進出して以降、これまでに首都カトマンズのトリブバン国際空港など約30件のプロジェクトに従事してきました。現在、ネパール第3の都市ビラトナガルで上水道改善工事を手掛けるなど、長年にわたる実績と知見を有しています。今回のプロジェクトでは、これまでの知見や現地人材の活用など、地域社会の具体的なニーズに応える持続可能な手法・技術を導入することで、ネパールの持続的な発展に貢献していきます。

以上

≪参 考≫

プロジェクト概要

プロジェクト名 洪水被害を受けたシンズリ道路緊急復旧計画
建設地 ネパール バグマティ州カブレ・パランチョーク郡
発注者 ネパール インフラ交通省道路局
設計・監理 日本工営株式会社、八千代エンジニヤリング株式会社JV
施工 清水建設株式会社
工期 2026年3月~2027年12月(予定)
概要
  • 洪水被害を受けたシンズリ道路緊急復旧計画(総延長約3km、既設1.車線を2車線に拡幅)
  • 盛土工、擁壁工、舗装工
  • 護岸の擁壁工、がけ崩れ箇所の撤去工
  • 本工事の詳細設計支援ほか
原設計案に基づく完成予想図(提供:JICA)
原設計案に基づく完成予想図(提供:JICA)
被災状況(提供:JICA)
被災状況(提供:JICA)

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