デジタル人財育成プログラム「シミズ・デジタル・アカデミー」を開講

~デジタルリテラシーの底上げと“DXコア人財”の育成を柱に施策を展開~

  • 経営

2023.12.20

清水建設(株)<社長 井上和幸>は、中期デジタル戦略2020「Shimzデジタルゼネコン」の具現化に向けたデジタル教育施策として、2024年4月から、従業員のデジタルリテラシーの底上げと、データやデジタル技術を活用した業務変革・新規ビジネス創出をリードするDXコア人財の育成を柱とするデジタル人財育成プログラム「シミズ・デジタル・アカデミー」を開講します。

このほか、デジタル教育の一環として、イノベーションと人財育成の拠点「温故創新の森 NOVARE(ノヴァーレ)」内に、デジタルを活用した施工管理を学ぶ新たな研修ゾーン「NOVARE DLZ(Digital Learning Zone)」を開設、「Shimzデジタルゼネコン」の三つのコンセプトの一つである「ものづくりをデジタルで」を促進するための人財育成の場として、本年11月から運用を始めています。

「シミズ・デジタル・アカデミー」の取り組み内容

<デジタルリテラシーの底上げ>

  • デジタル化を推進する上で必要となるマインドセット・知識・スキルを身に付けることを目的に、経済産業省と独立行政法人情報処理推進機構が策定した「DXリテラシー標準」に準拠したアセスメントとeラーニングを、従業員を対象に実施します。
  • アセスメントでは、「マインド・スタンス」「知識・スキル」を測定項目として各人の到達レベルを把握し、アセスメント結果に応じて、受講すべきeラーニングを推奨するなど、従業員一人ひとりに合わせた学習環境を提供します。
  • また、教材を英語化してグローバル展開するとともに、グループ会社への展開も計画しています。

<DXコア人財の育成>

  • 既存業務の変革や新規ビジネスの創出を主導するリーダー格の人財や、DX推進に必要となるデジタル技術やデータ解析に精通した人財を育成することを目的に、従業員の中から公募や部門推薦に基づき選定した受講者に対し、集合型研修とeラーニングを併用したハイブリッド型の専門教育を実施します。
  • 本取り組みについては、新入社員を対象にした試行を今年度から始めており、希望者27名がDXに関する1年間の研修プログラムに取り組んでいます。
シミズ・デジタル・アカデミー 図解

「NOVARE DLZ」の取り組み内容

<最新の施工管理技術の教育>

  • 生産性の向上や施工管理の高度化に向け、XR技術を活用したデジタル施工管理やBIMデータを活用した工程管理等に関する教育コンテンツを受講者に提供します。

<デジタル技術を用いた知識と技術の継承>

  • モックアップとAR(拡張現実)を組み合わせた施工管理研修や、現場を再現したVR(仮想現実)空間での現場管理・検査業務の疑似体験などを通じ、施工系従業員が施工管理者として必要な知識や感覚をより効果的に身に付けます。
NOVARE DLZ
NOVARE DLZ

以上

ニュースリリースに記載している情報は、発表日現在のものです。ご覧になった時点で内容が変更になっている可能性がございますので、あらかじめご了承ください。ご不明な場合は、お問い合わせください。