丸彦渡辺建設株式会社の株式取得（子会社化）について

清水建設（株）＜社長 井上和幸＞はこのほど、建設事業の強化に向け、北海道札幌市に本社を置く総合建設会社「丸彦渡辺建設株式会社（以下、丸彦渡辺建設）」の株式を取得し、同社を子会社化することを決定しました。2023年5月31日に当社が株式の50％超を取得し、丸彦渡辺建設は同日付で当社の連結子会社となる予定です。

丸彦渡辺建設は、1918（大正7）年に北海道で創業した総合建設会社です。創業以来、建築事業、土木事業、リニューアル事業、機械・生産サポート事業等を全国で展開し、製紙関連事業者の施設工事を中心に民間工事・官公庁工事を安定的に受注してきました。その中で培われた建築・土木のノウハウを強みとして、地域のインフラ整備に貢献しています。また、同社の本拠地・北海道は、新幹線全線開通に伴う経済波及効果や、豊富な観光資源の活用、再生可能エネルギーの導入拡大等を背景に、今後も安定した建設需要が期待できる地域です。

当社は、丸彦渡辺建設が有する建設事業者としての営業基盤や人財等の経営資源と、当社グループが手掛ける多様な事業分野のノウハウを融合することで、建築・土木分野の事業基盤を強化できると考え、同社株式の取得および同社の子会社化を決定したものです。今後、丸彦渡辺建設と強固な協業関係を構築し、事業基盤の強化・拡大に向けた取り組みを着実に推進してまいります。