施工時CO2排出量の削減に向け、工事電力の再エネ化を促進

~名古屋・東北支店の新規着工現場にグリーン電力を全面導入~

  • 環境

2023.04.17

清水建設(株)<社長 井上和幸>は、建設事業におけるCO2排出削減施策の一環として、2023年4月から、中京4県(愛知県、岐阜県、三重県、静岡県)を管轄する名古屋支店(愛知県名古屋市)と東北6県(青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県)を管轄する東北支店(宮城県仙台市)の新規着工現場を対象に、再生可能エネルギー由来のグリーン電力を全面導入する取り組みを開始しました。併せて、両支店の既着工現場の一部についても工事電力の再エネ化を図ります。本取り組みにより、年間で約24GWhの工事電力の脱炭素化が図れ、約9,700トンのCO2排出削減効果が見込めます。

当社は、CO2排出量削減の中長期目標として「エコロジー・ミッション2030-2050」を設定し、「施工時」「自社オフィス」「省エネ設計」のカテゴリーごとに定めた削減目標に基づき、各種削減施策を推進しています。施工時の取り組みでは、重機等の使用燃料のバイオ燃料化や電力シフトに加え、グリーン電力証書を活用した工事電力の再エネ化に2020年度から着手し、これまでに全国の35現場で累計約20GWhの再エネ電力を導入しています。新たにスタートする支店単位での包括的な工事電力再エネ化の取り組みは、建設事業の脱炭素化の先陣を切る施策であり、今後、対象支店を順次拡大していく計画です。

名古屋・東北支店の管轄現場へのグリーン電力の供給は、グリーン電力証書の活用と再エネ電力の受電契約を併用して推進します。グリーン電力証書は、電力小売事業と証書発行事業を手掛ける当社100%子会社・スマートエコエナジー(株)<代表取締役 長澤幹央>から長期安定的に調達し、化石燃料由来の非再エネ電力の使用実績に応じて同証書を償却します。また、再エネ電力の受電契約には、スマートエコエナジー(株)他から提供される再エネ電力プランを活用します。

当社は、工事現場へのグリーン電力の導入を促進し、「エコロジー・ミッション2030-2050」の目標達成、グループ環境ビジョン「SHIMZ Beyond Zero2050」で掲げた脱炭素社会の実現につなげていく考えです。

以上

≪参 考≫

スマートエコエナジー(株)の会社概要

所 在 地 東京都中央区京橋2-16-1
代 表 者 代表取締役 長澤 幹央
設  立 2018年11月
資 本 金 1億円(清水建設100%)
事業内容 電力小売、卸売、関連コンサルティング事業 他

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