自然関連財務情報開示タスクフォース(TNFD)フォーラムに参画

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2023.02.06

清水建設(株)<社長 井上和幸>はこのたび、「自然関連財務情報開示タスクフォース(TNFD)」の理念に賛同し、情報開示フレームワークの構築を支援するステークホルダー組織「TNFDフォーラム」に参画しました。

TNFDは、気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)に次ぐ非財務情報開示の枠組みとして2021年に設立された国際イニシアティブです。TNFDでは、自然環境や生物多様性に関するリスク・機会の情報開示を企業に促す枠組みを構築し、自然資本に損失を与える資金の流れを反転させることで、生物多様性の回復を目指しています。

当社は、自然共生、生物多様性の保全をマテリアリティに定めています。また、2021年6月に策定したグループ環境ビジョン「SHIMZ Beyond Zero 2050」において、「自然共生社会」を当社グループが目指す持続可能な社会の一つに位置付け、その実現に向けた取り組みを促進しています。

当社は今後、TNFDが目指す情報開示フレームワークの構築に協力しながら、自然資本に関する適切な情報開示を進め、株主・投資家を含むステークホルダーとの信頼関係の醸成と持続的な企業価値向上に努めていきます。

以上

≪参 考≫

自然関連財務情報開示タスクフォース(TNFD)

2021年6月に国連環境計画・金融イニシアティブ(UNEPFI)、国連開発計画(UNDP)、世界自然保護基金(WWF)、英NGOグローバルキャノピーの4者をメンバーとして設置されたタスクフォース。企業に対して、自然資本および生物多様性の観点からの事業機会とリスクの情報開示を促す枠組みを構築し、自然資本に損失を与える投資資金の流れを反転、生物多様性を回復させることを目指している。

TNFDフォーラム

TNFDの理念に賛同する企業や金融機関等が、情報開示の枠組みを議論しタスクフォースメンバーと対話をする場として、2021年9月に設立。

気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)

2015年に国際機関である金融安定理事会(FSB)により設置されたタスクフォース。最終報告書(TCFD提言)では、金融市場の安定化を図ることを目的に、企業に対して、気候変動がもたらす事業リスクとビジネス機会の財務的影響の把握と情報開示を促している。

SHIMZ Beyond Zero 2050

当社グループが目指す持続可能な社会を「脱炭素社会」「資源循環社会」「自然共生社会」と定め、その実現に向け、2050年までに自社活動による環境への負の影響をゼロにするだけでなく、お客様や社会にプラスの環境価値を積極的に提供していくこと(Beyond Zero)を目指すべき姿として掲げた当社グループの環境ビジョン。

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