全社デジタル戦略に基づき内線電話環境を刷新

~スマートフォンを当社勤務者全員に配付し、新たな働き方に対応~

  • 経営

2021.05.18

清水建設(株)<社長 井上和幸>はこのほど、全従業員・派遣社員へ対して多様なコミュニケーション機能を備えた業務用スマートフォン約1万4千台の配付を完了しました。この配付は、全社デジタル戦略に基づく内線電話環境整備施策の一環として進めてきたものです。刷新された内線電話環境の下、当社勤務者全員が時間と場所にとらわれず業務を遂行することが可能になりました。

配付した業務用スマートフォンは、在宅勤務をはじめとする多様な働き方やBCPへの対応を想定し、コミュニケーション機能を充実させていることが特徴です。主な搭載機能は、オリジナルの音声通話・データ通信機能はもとより、全勤務者の電話番号検索、社内メール、イントラネット閲覧、安否確認、メッセージング、テレビ会議対応等です。また、コミュニケーション機能の他に、施工管理を効率化する各種検査アプリなども搭載しています。

業務用スマートフォンの配付に伴い、これまで本社や各支店に設置していた固定電話対応の内線電話設備も一斉更新し、スマートフォンと連携可能な環境を整備しました。この連携により、固定電話にかかってきた電話をタイムリーに、かつ当事者の居場所を問わず、スマートフォンへ転送することが可能になりました。併せて、固定電話を1人1台からグループ(課)1台体制に移行しました。

こうした取り組みは通信関連コストの削減にも寄与します。例えば、スマートフォン契約を一本化したこと、固定電話のグループ1台体制への移行にともないレイアウト変更時の電話移設作業が軽減されること、内線電話設備の小型化により更新時の費用を抑制できることなどから、年間で通信関連コストを1億円以上削減できる見込みです。

当社は2018年4月に内線電話環境の見直し、及び全従業員へのスマートフォンの配付を行う方針を決定し、翌19年2月から各拠点の内線電話設備の更新、業務用スマートフォンの配付に着手しました。途中、新型コロナウイルスによる緊急事態宣言下では、スマートフォンの受領者は在宅でも社内外との業務連絡を円滑に行うことができ、しかも業務用パソコンがなくてもスマートフォンを活用して様々な業務に対応できることを確認しました。業務用スマートフォンの配布にあたっては(株)NTTドコモの協力を得ました。

当社は引き続き、全社デジタル戦略のもと、業務の一層の効率化を目指し、デジタルツールの活用を推進していく考えです。

以上

≪参 考≫

スマートフォンを使った内線電話環境のイメージ

スマートフォンを使った内線電話環境のイメージ

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