約500億円を投じ、大規模イノベーションセンターを新設

~研究・研修施設、歴史資料展示施設、移築・保存する旧渋沢邸を一体整備~

  • 経営

2019.06.07

清水建設(株)<社長 井上和幸>は、長期ビジョン「SHIMZ VISION 2030」で示した事業構造、技術、人財のイノベーションを強力に推進することを目的に、江東区潮見に取得予定の敷地において、研究施設、研修施設、歴史資料展示施設等、総延床面積約20,000m2からなる大規模なイノベーションセンターの建設工事に来春、着手します。土地代を含む総投資額は約500億円で、2022年3月の竣工予定です。これらの施設を活用することにより、オープンイノベーションによる生産技術革新や先端技術開発、さらにはものづくり人財の育成、技術の伝承を着実に進め、経営基盤の確立・強化を図るとともに、企業価値の一層の向上を目指します。

建設地は、江東区潮見2丁目に所在する約37,000m2の土地で、JR京葉線「潮見駅」から徒歩1分、中央区京橋の本社から約6㎞、江東区の技術研究所・東京木工場から約3kmというロケーションに位置します。建設する施設群は、オープンイノベーションや情報発信拠点となる本館、建設ロボットや構造・材料などの生産革新を目指した研究施設、体験型研修施設と歴史資料展示施設で構成されます。これにともない、現行の技術研究所の一部の機能を新施設に移転し技術研究所の施設群を再整備します。

また、当社の二代目当主である清水喜助が手掛け、青森県六戸町に移築されていた旧渋沢邸を譲り受け当敷地内に再移築し、保存します。旧渋沢邸は、明治期に当社の相談役を務めた渋沢栄一翁の邸宅として明治11(1878)年に完成した木造建築です。唯一現存する二代清水喜助の建築作品であり、当社のDNAを後世に伝える文化遺産として保存するとともに、歴史資料展示施設と一体活用していく考えです。

以上

≪参 考≫

イノベーションセンターの概要

所 在 地 江東区潮見2丁目8番地内
敷地面積 36,880m2(11,156坪)
設計施工 清水建設株式会社
施設概要 5棟、総延床面積20,000m2の開発になる見込み
旧渋沢邸 現所在地‐青森県上北郡六戸町(星野リゾート青森屋内)
※2月に移築工事に着手。

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