IT tower TOKYO
設計担当者から
お客様から「上昇感」と「安定感」のある建物にしたいとのご要望を受け、外観は地上から頂部まで縦に貫く洗練された白いプレートとガラスで構成。池袋の喧騒の中で、シンプルさが際立つデザインを目指しました。構造面では、低層部にベルトトラスを設けることで、敷地直下を走る地下鉄への荷重抑制と、幅30m超の無柱のピロティを実現しています。このピロティは総合設計制度を利用しており、容積率の最大化を図るとともに、豊島区の掲げる「ウォーカブルなまちづくり」を両立させる空間として計画しました。
設計開始から約6年、多方面にわたる行政協議や関係各所との調整、もの決めとつくり込みを同時進行してきました。現場や上司の協力の下、やり遂げることができ、感無量です。
施工担当者から
旧池袋マルイ跡地に、地下4階、地上27階、高さ140mの超高層ビルが完成しました。
最大の難所となったのは地下躯体工事です。高層部の工区は逆打ち、回転スロープ部の工区は順打ちと、異なる工法を採用する中、特に約1500m2の狭あいな逆打ち工区では、既存躯体解体、根切り、鉄骨建方をスムーズに進めることが想像以上に難しく、進捗に遅れが発生。社内の技術協力を得て施工計画を変更したことで、工程のリカバリーにつなげました。
狭小地かつ地下鉄超近接という高難度の条件に加え、軽量コンクリートの供給不足に見舞われ、さまざまな課題解決に奔走する日々でしたが、関係者全員の力で無事竣工を迎えることができ、ほっとしています。この建物が池袋西口の発展に寄与することを願っています。
| 発注者 | IT tower TOKYO 合同会社 |
|---|---|
| 設計・監理 | 清水建設株式会社 |
| 工期 | 2022年10月〜2026年1月 |
| 構造・規模 | SRC造、S造 B4-27F |
| 延床面積 | 41,733m2 |
| 所在地 | 東京都豊島区 |