強制圧密脱水工法「高真空N&H工法」
RENEWAL & HIGHQUALITY VACUUM CONSOLIDATION
高真空N&H工法は、多数の鉛直ドレーンを打設した軟弱地盤内に真空圧を作用させて圧密促進を図る地盤改良工法です。気密シート下に水と空気を分離するための気水分離タンクを設置することによって、70kN/m2以上の高い真空圧が保持できます。
- 段階盛土や押え盛土なしに10m前後の盛土が急速かつ安全に行え、工期短縮や早期の残留沈下抑制が可能となります。
- 真空圧による地盤の収縮変形によって、盛土時の地盤の押し出し変形が抑制できるため、周辺地盤への影響範囲も小さくなります。
概要
高真空N&H工法は、真空駆動装置で気密シートの下に真空圧を作用させ改良対象地盤を減圧し、地中の水と空気を軟弱地盤から強制的に排出することで、圧密沈下を早め、短期間に地盤の密度増加と強度増加を図る工法です。
軟弱地盤上での高盛土の急速盛り立て、掘り込み式調整池などの掘削土量削減、河川改修工事などの掘削のり面安定対策、浚渫土や軟弱掘削土の発生土対策などで効果があります。
- NETIS登録 登録番号KT-990246-A
- 平成17年度土木学会技術開発賞受賞 2006.5
- 第8回国土技術開発賞入賞 2006.7
実績・実例
- 取手市新取手土地区画整理事業造成工(改良面積4,400m2)
- 秋田県南ヶ丘ニュータウン造成工事(改良面積2,600m2)
- 茨城県十万原新都市1次造成工事(改良面積4,927m2)
- 第2ヴァンベール大平台宅地造成工事(改良面積5,767m2)
- 茨城県湛水防除事業入沼地区調整池造成工事(改良面積19,415m2)
- 平成14年度高岡川(促進)調節池外工事(改良面積2,000m2)
- 茨城県湛水防除事業入沼2期地区第2工区調整池造成工事(改良面積14,026m2)
- 平成15年度高岡川調節池外工事(改良面積2,000m2)
- 平成16年度高岡川調節池外工事(改良面積1,247m2)
- 茨城県17国補統合地盤改良・築堤工事その1工事(改良面積13,500m2)