無梁・中廊下構法
(中廊下部をスラブで繋いだ無梁中廊下構法)
概要
おもな特徴
- 基準階(客室)の階高を削減できます。
- 階高削減の積み重ねにより斜線制限を回避し、階数を増やすことができます。
- 無梁の中廊下部分の天井内を設備スペースとして最大限に活用できます。
- 設備配管工事・床工事が容易なため、工期短縮が図れます。
ホテルなどの中廊下形式の建物の中廊下部分の両側に間柱を設置することにより、廊下上部の梁を無くし、スラブだけでつなぐ構工法。梁を無くすことにより梁下を通していた設備配管等のレベルが高くなり、階高を低減できます。
具体的技術内容
- 中間階の中廊下両側に柱を設置し、廊下上部の梁を無くしてやや厚めのスラブでつなぐ。最上階及び最下階の大梁は、両端の柱に架け渡し、中廊下の上下を閉じる。
- 梁を無くすことにより梁下を通していた設備配管等のレベルが高くなり、階高を低減できる。( Ex 3200→3000)
- 適用できる建物の規模は、中高層(8~14階程度)で、スパン梁間方向が8~15m、桁行方向が5~7m。