ドライミスト(気化熱冷却)
DRYMIST SYSTEM
ドライミストシステムは、ノズルから噴霧される超微細な霧状水滴の気化熱を利用した外気冷却システムです。水とわずかなエネルギーで微細なミストを大気中に散布し、効率的に気温を下げる環境にやさしい技術です。
- 平均で2℃~3℃程度の気温低減効果があります。
- 噴霧されるミストは、濡れたという感覚(ベタ付き感)がなく、またボタ落ちのないシステムであるため、人の居住域に噴霧しても問題がありません。
- 温度、湿度、風速、降雨といった気象条件をもとにした自動制御運転であり、エネルギー消費も非常に小さなシステムです。
概要
クスノキ林の蒸散作用による冷却効果をモデルに、ノズルから噴霧される超微細な霧状水滴(ドライミスト)の気化によって周辺空気を冷却します。ドライミスト噴霧システムは、特殊高圧ポンプを採用し、気温、湿度、風速、降雨の各センサーからの信号をもとに自動的に運転制御します。
ドライミストシステムは、経済産業省地域新生コンソーシアム研究開発事業として、名古屋大学、中部電力、能美防災、川本製作所、トーキン、当社にて共同開発しました。
実績・実例
- 愛知万博 グローバルループ
- 愛知万博 オーストラリア館
- 愛知万博 ワンダーサーカス電力館
- 六本木ヒルズ
- 新丸ビル
- 五稜郭タワー